7話 これから、2人の少女とお話します
どうも、黒虎です。
今回の第7話はとても短いお話になります。
どうぞご了承ください。
「何で、2人はあんな奴らに護衛なんかを依頼したんだ?冒険者ギルドに依頼すればアイツらよりもマシな護衛を雇えたんじゃないか?」
路地裏でお互い自己紹介を済ませた俺たちは、近くにある喫茶店「オレンジ」で休息を取ることにした。
俺は、注文した紅茶を飲みながら2人に何故あんな奴らを護衛として雇ったのか聞いていた。
「・・・実は、私たちは元々護衛を雇うつもりは無かったの。でも、ここに来るまでの道中に高ランクの魔物が頻繁に現れるって言う話を聞いて、念の為に数人の護衛を雇おうっていう話になったの」
「なるほど、急遽護衛を雇うことになってアイツらを護衛として雇ってたのか」
「えぇ、護衛のことについてここに来る前の町の宿屋で話していた時にアイツらに声をかけられたの。勿論、最初は断ろうとしたけど報酬が安いことに惹かれちゃって護衛として雇うことにしたの。でも、今はあの時報酬につられずに断っておけばよかったって後悔してるわ」
「・・・だから、私はあの時あの人たちを護衛として雇うのはやめようって言ったに、エリスが安い報酬につられちゃって私の話を聞いてくれなかったから・・・」
「うっ・・・、ごめんってシリリア」
エリスは俺にアイツらを護衛として雇うことになった経緯を話してくれた。すると、今まで黙っていたシリリアが口を開き注文したジュースを飲みエリスを睨みながら非難の言葉を口にした。
「そ・・・それで、ハルトはこれからどうするの?」
「一応、明日あたりに冒険者ギルドに行って冒険者登録をしようと思ってる」
エリスはシリリアの鋭い睨みから逃げるように俺に今後の予定を聞いてきた。俺は、それに対して冒険者ギルドに行こうと思っていると答えた。
「へぇー、冒険者ギルドねぇ。じゃ、明日私たちと一緒に行かない?」
「えっ?ま・・・まぁ、俺は別にいいけどシリリアはそれで大丈夫なのか?」
「私も別に大丈夫ですよ」
俺が冒険者ギルドに行くつもりだと知ったエリスは明日自分たちと一緒に冒険者ギルドに行かないか?と提案してきた。俺は、特に断る理由も無かったためエリスの提案を受けることにした。
そして、今日はこれで解散することにし明日冒険者ギルド前に8時に集合することにした。そして、それぞれ会計を済ませたあとお互い宿泊している宿屋に向かった。
第7話をお読み下さりありがとうございます。
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