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異世界転生トラック君のお仕事  作者: 真碑
第1章 異世界転生トラック君の初仕事
2/18

2.【回想】異世界人、日本に来る

 10年前。


 目を覚ますと俺は異世界、『日本』という国のアパートの一室にいた。

(『日本』という国名も『アパート』という名称も、この時はまだ知らなかったが)


 わけもわからず戸惑う俺に、例の"声だけの上司"が語りかけてきた。



『目が覚めたか?トレイグ・ラッカー。ここはお前の生まれ育った世界とは違う………異世界だ。ここでお前にやってもらいたい仕事がある』



 いきなりこんな事言われても理解できないよな?

 当時の俺ももちろん食って掛かって文句の言葉を浴びせたが、奴は意にも介さず淡々と説明を続けた。



『お前がこの世界で生きてゆくのに必要なものは全て用意した。この部屋もその一つ。ここが今日からのお前の住まいだ。そして戸籍、当面の生活費など……』



 アパートの畳の上にはこの世界の現金が三百万円。

 そして俺の体型に合った男物の服が数着。

 あと、俺がこっちの世界で名乗る事となる『天道(てんどう)』の苗字の印鑑。



「………で?俺の仕事ってのは何なんだ?」


『うむ。だが、その為にまずはお前に行ってもらう場所がある』


「?」



 こっちの世界で俺に最初に与えられた任務(ミッション)

 それは、運転免許の取得だった。

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