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異世界転生トラック君のお仕事  作者: 真碑
第2章 異世界転生トラック君の廃業?
16/18

16.溜め息の出る仕事

『次の仕事だ』


「はぁ………はい」



 "声だけの上司"からの仕事の依頼はいつも突然。


 そして断る事もできないので、せめてもの反抗心みたいなもので、大きな溜め息混じりに返事をする。


 まぁ、愚痴っていても進まないので、まずは今回の標的(ターゲット)を確認する。



 瑞浪光介(みずなみこうすけ)、19歳、大学生。


 そこそこレベルの高い大学だが、どうやらここ1か月ほど大学に行っていないみたいだな。


 まずはいつも通り、標的(ターゲット)の身辺調査からだ。


 そして行動パターンの分析をして、最終的に仕留めるまでのシミュレーションをして、実行に移す。


 上司の依頼が来てから任務(ミッション)完了まで、早ければ2週間弱、長かった時は今までの最長で2か月というのもあった。


 別に明確な期限が決められているわけでは無いが、あまり長期化するとこちらの精神的・肉体的に疲弊が溜まるので好ましく無い。


 今回の標的(ターゲット)瑞浪光介(みずなみこうすけ)を調査・監視し始めて3日目、俺は過去最長の仕事になるかもしれないと感じ始めた。


 この男、ほとんど自宅のアパートから外出しないのである。


 唯一の外出は、アパートから50メートルも離れていないコンビニのみ。


 アパートからコンビニまでのルートは、俺の"商売道具"である大型トラックが通れない狭い路地。



「はぁ………どうしたもんかねぇ」

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