ダイヴ
壁は、お前が生まれた瞬間から立ちはだかる。
そして死ぬまでお前の前にたちはだかる。
そして全ての壁を越えられた者はいない。
壁は常にお前を試す。
壁は常にお前を急かす。
時間制限を与えるのだ。
お前は焦り、壁を越えようと、もがき、苦しむ。
壁はお前に、諦めるよう言う。
無理をする事はない。
お前は良く頑張った。
もう、十分だ。
と、壁はお前にそう言うだろう。
罠だ。
信じてはならない。
壁はお前に諦めさせたいのだ。
この壁を越えるのは無理だと。
自分には超えられないのだと。
そう思わせたいのだ。
信じてはならない。
集中するのだ。
壁の囁きが耳に入らぬ程に、集中するのだ。
そしてお前は跳躍力を手に入れる。
壁を越えるための、跳躍力を。
壁は態度を変えるだろう。
超えられるものなら超えてみろと、お前を挑発するだろう。
お前の集中を解き、失敗を促したいのだ。
聞いてはならない。
それさえも聞こえなくなるほどに、集中しろ。
今お前がそこに居るという事は、それだけお前は壁を越えて来たのだ。
振り返ると、幾多の壁が見えるだろう。
そして視線を前に戻せば、新たな壁が、もうすぐそこまで迫ってきているだろう。
さぁ、やれ。
やるのだ。
どんな手段を使ってでも、やるのだ。
いや、お前はやらなければならないのだ。
これはお前の義務だ。
自分のために、そして他人のために、義務を果たせ。
今こそ、新たな壁の向こう側へ。
壁の向こう側へ、身を投じるのだ。
どうも、かなりお久しぶりです。蒼山です。
もうネタが尽きてテキトーなもんしか書けません。
しかも十分足らずで書けてしまうという内容の薄さ……。
もうどうしようもありませんね。