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撮影会モデルに 嫉妬するなんて  作者: 三ツ星真言
4/6

鉄拳に怒りをぶつける

 彼が私のためにだけ作ってくれたランチを食べた後、

ちゃんと洗い物をすませた私はテレビのスイッチを入れた。

「駄目だ。全然、面白くない。」

 ニュースではポケモンGOが話題になっていた。


 三重県出身の私としては、伊勢神宮の対応は凄くクールだと思い、

誇りに感じたけど、面白い番組がない。

「やーめた。」

 私は、薄メイクを手早く済ませ、ラフな格好に着替えてから、

散歩がてら歩いてROUND1に向かった。


 夏休みの日曜日とあって、混んでいた。

 家族連れやカップルがやたら目につく。

 

 おひとりさまは私だけか・・・・・・・・・・。


「くそ~。あいつのせいでこんな気分を味わう。

 ぶん殴ってやりたい。」

 私はゲーセンの格闘ゲームに100円を入れた。

 もちろん鉄拳だ。

 私が使うキャラは風間飛鳥と風間仁。

 お似合いのカップルでしょ。

 そう、私と彼みたい・・・・。


 失礼、自慢になるが私は実際にある武道の黒帯で、

このゲームも100円で最後までクリアーする。

 イメージトレーニングと時間つぶしとうさはらしにもってこいだ。


 「いやっほ~。」

 私は、ゲームになると頭は冴える。

 精神集中である。

 私はいつもより早く最後までクリアーした。

 年寄りコンビと金色の風間準の顔が悔し気に見えた。


 後ろで見ている観客からも拍手が舞い上がる。

「えへへへ。」

 私は観客に会釈してから、次のゲームに向かった。




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