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幻想入りの話 ~ 中

八雲一家。それは、幻想郷を管理する八雲紫の式神から成る。

彼女たちは純粋に、幻想郷にやってくる新たな住人を迎える。


長らく進んでいなかったんですが、ようやく執筆。

原因は高校ですwもういやっ。

ついでにその間今後の予定も決めたので、どんどん進めますよぉ!


幻想郷。

東洋・西洋の幻想生物、日本の妖怪、そして存在が信じられていない存在などなど。現世に忘れられ、幻想となったものたちが存在する世界。

幻想郷は、それらの者たちが人間を襲い、そして幻想郷の管理者たる博麗の巫女がそれを退治することで平衡を保っている。

「……幻想郷は、博麗神社が管理する博麗大結界と、(わたくし)の力で造った『常識と非常識の境界』の二つで成り立っているの。」

「…貴方の力?なら貴方、この世界じゃ大物じゃないの!?」

「まぁそうね。自分で言うのもあれだけど、この世界の妖怪の中じゃ私が一番強いかしら。」

「ふぅん…。」

レミリアはこのとき、紫の力の恐ろしさを知らなかった。知らなかったが故に、

「じゃあ私が超えてやろうかしら?」

と言った。

「ふふ、できるものならね?」

紫は微笑んだ。不気味に。

「さて、そろそろ準備オーケーよ。藍!」

「御意。」

湖畔の一角にある空き地には、大きな穴ができている。

紅魔館の地下も、同時に移動するためだ。

「…しかしまぁ、よくこんな大きいのを準備したわねぇ。」

レミリアは大穴を見て、改めて自分の館の大きさに感嘆する。

彼女の後ろには大きな、霧がかかった湖がある。また、彼女が立っている湖の一角にある大きな空き地が、紅魔館が移動する予定の場所だ。

穴から数十メートル離れたあたりに紅魔館一行全員が、引越しの光景を待ち望んでいる。大穴も直径が数百メートルあるので、かなり大きな空き地だが、それをフルで活用しているようだ。

「藍、いいわ、始めて。」

「はい。(ちぇん)!」

「はいですっ!」

紫の作った空間の裂け目―スキマというらしい―それ越しに、八雲紫の式神、八雲藍、そしてその式神の橙へと命令が下る。

「――――――!!!」

橙は命令が下ると、左手を思い切り天に向けた。

すると、

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

紅魔館一帯の地面が揺れ始めた。

「…? 何してるの、彼女。」

レミリアが質問する。紫はスキマ越しに彼女たちに命令しているだけなので、紅魔館一行と共にいる。

「あぁ、橙のこと?『鳴動』ね。」

「『鳴動』?」

「遠回しに地面を揺らしているのよ。鳴動なら、橙の得意分野だからねぇ。せっかくの仕事だからって、藍が橙にも何か役割をって。」

「仲がいいのねぇ。」

「自慢の式神たちよ~。」

ふふ、と紫は微笑んでいる。

数分後。

「ら、らんしゃま…」

「大丈夫?まだ続けれるかしら?」

「ひ、ひゃい…!」

藍は橙の肩に手を置き、妖力を送った。

「ぬぬぬぬぬ……!」

しかめっ面の橙。それを横目に紫は、

「それじゃ、もうそろそろお引越し、いい頃合ね。」

開いていた傘を閉じ、スキマに向ける。

「…予想以上に大きいわねぇ。藍の側にいる橙でも苦労するのが分かるわ。」

紅魔館が揺れながらに建っている。

「何をするの?」

「『静』と『動』の境界を弄っているの。もうそろそろ…」

すると次の瞬間、

ゴガガガガガガガ!!!

「!や、館が…」

橙の『鳴動』で緩くなった地面は、紅魔館をいとも容易く、

「浮かんでる…!?」

「ふふ、少々お待ちを。」

紫は、紅魔館に向けた傘を、ゆっくりと空き地の大穴の上のスキマに向けた。

「この辺で良いわね。それじゃあ、藍!」

「橙、何とか我慢してね。」

「ひゃいっ!」

藍は夜空へ飛び、虚空を横一直線に飛んだ。すると、紅魔館の真上に紫のスキマと同じそれが現れた。

「あの妖獣も、あんたと同じ力を持ってるの?」

「いいえ、私の力を込めた札で、一回だけスキマを作れるようにしたのよ。私は境界の維持とあなた達へのお話で手一杯なのよ。」

一切大変そうではない。パチュリーは、

「…ただの面倒臭がりね…。」

そう率直に思った。レミリアは、

「うぅん、そうねぇ…。」

どうやら紫を倒すことしか頭にないようだった。


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