二日目
だんだん登場人物(婿候補者)が減っていきます(笑)
魔王による選定、「ぶとうたいかい」初日、二番手は筋肉ムキムキの男が現れた!
「これで、今回の危険度がわかるぞ」
アルフレッドはキッドに呟いた。
ドスーン!ドスーン! 現れたドラゴンは、恐竜型だった! しかし、ムキムキな男はひるまなかった! 炎を口から吐かれても、鈍いながらかわし、男の武器、大きな剣でドラゴンの両手を切り裂く! ドラゴンは幻だったかのように、パァっと消えていった! ドラゴンは魔王の実態がある幻、式神と言ったところか、まだ見ぬ魔王の魔法だった!
「はっはっはっ! いいぞいいぞ!」
魔王は達観しながら、高見の見物。
その日は三十人やって、成功したのが約半数、やはり剣などの、武器を持った者が有利っぽい。
(これならチェルシーでも平気か・・・。あ、いや、踊りで魔王様と直接会うじゃん!)
「キッド! やはり帰れ、お前なら一人で、帰れるだろ?」
「いやだ!」
こんな調子が何日か続き、アルフレッドはある決心をした。
そして、キッドの番が回ってきた! コウモリのような翼をもった、素早いであろうドラゴンだった!予想通り素早く空中を飛び回り、鉤爪や、やはりドラゴンらしく火を吐く、そのため、接近できない!
「かわしながら攻撃するんだ!」
アルフレッドの声援も熱がこもる。
ここで、キッドはある事に気づく! 散々飛び回ったあとは、必ず休憩する事に! そこで、地に足を着けそうになったら、突進して、火を吐かれても当たらない程、密着した! 後は美しい剣舞で圧倒し倒した!
「勝っちゃったか……」
一人ため息をつくアルフレッド。
その日はそれで終わった。三日目、ナンバーの番だ! しかし、相手のドラゴンは、恐竜に翼が生えたような、恐ろしい相手だ!
「強敵だな! しかし、相手が悪かったな!」
と、かっこつけたものの、相手は飛びながら炎を吐き続け、いっこうに近づけない! そこでストレスの村でもらった、手投げ剣を(お前がもっていたのかよ!って突っ込みは、なしでお願い致します(笑))投げ、負傷させるも万策つき、お互い、体力の削り合いとなった!
これまでで一番長い戦いとなっている。その時間、半日!
ようやく、ドラゴンが地についた!
「今だ!」
ナンバーの鋭い剣が、ドラゴンの腹に突き刺さる! ドラゴンは消えた!
「やったぁ!」
この日は五人戦い、ナンバーだけが勝った!
四日目は三十二人戦い、十九人が勝ち、十三人が命を落とした……
五日目、キディの出番がやって来た!
「頑張れ! 危なくなったら逃げろ! 婿の選定なんかで、命を張るな!」
「あんがと、アルフレッド!」
「死のフラグ立てんなよ(笑)!」
「そうだな(笑)! よし! 行ってくる!」
読んでくれてありがとうございます!戦いは難しいですね~