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七章 The decision of light
「―燈麻、無理するな」
「雅……」
雅の言葉に、いつもは無理にでも戦い続けようとする燈麻が――槍を降ろした。
――っ、そんなに苦しいのか……
「本当に、戦わないんだな?」
「――俺には、無理だ……できない」
燈麻が小刻みにふるえ、自分のYシャツの裾を握る。
「じゃあ……俺らだけでマネージャーを助けるが、いいな?」
ぴくっと、燈麻の肩が動いた。
「困って、悲しんで苦しんでるマネージャーを、俺らだけで助けるけど――いいんだな?」
燈麻が顔を上げた。
仲間が全員、自分の方を見ている。燈麻の答を待っている。自分を求めるでもなく、追い出すでもなく、ただ静かに見つめている。
そして、呟いた。
「――やってやる」
槍を固く握り、力強く言った。
「マネージャーは、お前たちはない……、俺が救うんだっ!」




