19/20
6章 Power of a weak light
「くそっ……、どうして当たらないんだっ……!!」
悔しそうに言ったのは誰だろうか。
<所詮は……>
――きたっ!!――
ドッ
<っ……なんだ>
気づくと、マネージャーは校舎の壁にぶつかっていた。
ビュウウウッ!!
<!!>
――(なんだと!?)
――今だっ
「シャイン・スパイアル!!」
燈麻が出した光の渦は、楠木の風に巻きついた。
カッ ドドドッ ゴオッ
大輔の種と燈麻の光と楠木の風の力でマネージャーを追い詰めた……。
大量の煙から現れたのは気宇着いたマネージャーの姿。
「いけると……思って……たのに」
<ふふ、光が、弱かった>
「っ……!!」
――そうか、燈麻……、躊躇してるんだ
雅がはっと燈麻の顔を見る。
彼の横顔は闘志に燃えているが、その反面かたくかんだ唇からはためらいもうかがえる。
――光が弱いんじゃ……、こっちには、勝ち目ないじゃないか
雅もそっと、唇をかみしめた。




