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光の勇者  作者: 夢狗&闇光
第2編
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四章 hero crisis

 ドゴォォォオオオォォ……


 校庭に、土煙と爆音がとどろく。


―どんなに決心したって、このままで勝てるわけがないっ・・・


 武器を構え、マネージャーに向かって走っていく燈麻は冷静に彼女の動きを観察した。

 体にまとう闇は絶え間なく揺らめき、マネージャーの体もそれに伴って見え隠れする。


―その・・・殻をぶち破るように、己の力で・・・!


「う・・・おぉぉぉぉぉお!!!」


「あっ・・・燈麻っ!」


 大鎌を振りかざし、高く跳んで切りかかった。


 その歯は闇を貫き、マネージャーの体に切りかかる。


・・・―ように、見えた。


 シュウゥッ


「!!」


 武器が・・・、闇に呑まれて消えていく。


<直接なら―なんて、あるわけないだろう?>


「なっ・・・」


―王・・・魔王なんてものではない・・・何か・・・


 そう感じた燈麻の脳裏に、一つの単語がよぎる。

―すなわち・・・、

 先輩が闇、俺は光、雅は・・・影・・・。


「そうだな・・・」

「?」

「雅、さっきの技さ、もう一回お願いできる?」

「え?あ、あ・・・ああ」


 燈麻は必死だった。マネージャーを早く助けるために。


「光による地に這う影 闇を絡め!」


 そして雅の影が揺らぎ始た時に、燈麻は槍を出現させて空中に舞い上がり―


「シャイニング・フラワーッ!」


 雅を強い光で照らした。


「燈麻・・・?いったい・・・?」


 その時、雅の影が、大きい白鳥のように変わる。


「雅!!」

<なるほどな・・・>


「「グロウ・シャインライト!!」」


 白鳥が、闇に絡んでいく。

<光で影が強く・・・か。だが・・・>


 マネージャーは鼻で笑うと、さっと手を上げる。すると、まとった闇が蛇のようにそこへ集まった。


―隙ができた!!


「シャイニング・・・」


 グワァァァアアァァア・・・


「!!燈麻、危ない!」


 雅の声が聞こえた。はっとして、鎌の動きを止める。


 目の前に、闇の渦が迫っていた。


「―――――――!!」


「燈麻ァっ!!!!!」



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