エピローグ
「んー・・・」
「燈麻!!早く起きないと移動教室遅れるよ!」
「え?あぁ・・・次の悪霊・・・て・・・ん?」
燈麻はゆっくりと顔を上げ、まだ頭が覚めないままぼんやりと雅を見つめた。
雅はくすっとほほ笑むと、
「燈麻―やっぱ最高だ!!」
と呟いた。
はっとして周囲を見渡すと、そこは・・・いつもの教室・・・?
そうやら・・・寝ていたのか?
ふと、脳裏に目の前で砂となりこぼれていく同級生たちの顔が浮かんだ。
―そうだ、俺は戦って・・・
まさか、夢だったのか?
「いや、そんなことはっ・・・!!」
「いいや・・・夢なんかじゃない。本当のことに決まってるよ」
雅が指さしたのは、俺の手元。
『shine of hero』
「あ―・・・」
『darkness a rular』と同じ質感の本・・・。
闇が消えたのか・・・。
「燈麻くーん!!行こうよ!」
雅ではない声・・・。
「俺新しい技考えたんだけど(笑)」
「え?邪気眼?(笑)」
「マジでチャイム鳴るぞ・・・」
「あやばい、教科書忘れた」
気づくと周りには、あの五人がいた。
キーンコーン・・・
「予鈴じゃん!」
「よ、用意できた!!お待たせ」
バタバタ
―まだ、すごく面白い夢を見ていたんではないかと思う。たった一つの事で、自分は180゜変わることを知った。
もっと、こいつらと仲良くなったら・・・、あの話をしよう。夢の中のようで、それでも自分が確かに世界を救った、冒険の話を。
「「光の勇者」」




