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私は彼のそのプロポーズを受けた

「幸、結婚しよう」

 突然の祐のプロポーズ。

 訝しむ私。祐は香が好きだと思ってた。

 でも香は健と結婚した。

 そして私は。

「健がまだ好きなの。ごめん」

 長年の四人の関係は先月健と香が結婚して終わった。

「知ってる」

 祐は優しい。でも余り者同士傷をなめあうのは嫌だ。

「だから応援する」

 ……え?

「僕らが結婚すればまた四人でいられるぜ」

「……」

 祐は、それでいいの。

 その言葉を飲み込んで、私は頷いた。

「名案ね」

 本当に優しい祐。

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