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毒妻探偵〜サレ公爵夫人、愛人調査能力で殺人事件を解く〜  作者: 地野千塩
第3部・サレ公爵夫人の危険な日常〜お嬢様学園殺人事件〜

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番外編短編・虐げられていたサレ公爵夫人はイケメン恋愛小説家に溺愛される〜病める時も健やかなる時も永遠に貴女を愛する事を誓います〜

 これは人気小説家・ブラッドリー・アガターの最新恋愛小説の概要だ。「愛人探偵」でホラー風ミステリーを執筆し、新しい世界を見せてくれたブラッドリーだが、また濃厚な恋世界を描いてくれたらしい。もっとも今作のヒロインは妻のあのフローラ・アガターがモデルという噂。文芸界でも物議を醸し出しているそうだ。


 ◇◇◇


 虐げられていたサレ公爵夫人はイケメン恋愛小説家に溺愛される〜病める時も健やかなる時も永遠に貴女を愛する事を誓います〜


あらすじ

 フローレンス・アドラムは先日離婚が成立したばかりの女だ。公爵家の才女だったフローレンスだが、結婚後、夫に不倫され続け「サレ公爵夫人」という二つ名がつくくらいだった。その上、数々の愛人からの嫌がらせを受け、特にマムという極悪愛人からは、子供ができたと脅され、毒を盛られる事もあるぐらいだ。

 フローレンスの両親も相次いで亡くなり、フローレンスはついに田舎で隠遁生活を送るように。

 しかしそこでイケメン人気恋愛小説家のブライアン・エイマーズと出会う。評判通りにイケメンな彼だったが、出会ってすぐに突然プロポーズされ……?「俺がずっと探していた運命の相手」とブライアンは言う。実は彼は「神の民」の血を引き、夢や幻から神の意図を知れる異能を持っていた。幼い頃、「運命の相手」として何度もフローレンスの夢や幻を見たという。そんな彼にフローレンスの心もいつしか溶かされていくが、ある日、元夫の愛人・マムが目の前に現れ……?


 ◇◇◇


 夫の新作の恋愛小説が発売されるらしい。先程、編集者のネイトが妻のフローラに説明しにきた。事後説明だったが……。


 原稿を全て読んだフローラは唖然。明らかににヒロインは自分をモデルにしている。ヒーローも夫自身がモデルで、濃厚な恋愛劇が広がっていた。


 読んでいて赤面するぐらい。まるで愛の告白、ロングラブレターのような作品に、フローラも何も反論できない。


「ちょっと、ネイト。これ、本当に出版するの?」

「ええ。これは先生も自信作です!」


 胸を叩くネイトを見ながら、フローラはただただ戸惑っていた。


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