エピローグ
ビジネス視点というまた違った創作活動の在り方を考え直して、底辺と嘆いている状態を脱出できるのではないかと本エッセイを書き綴っていました。
ビジネス書によっては、対立する理論が書かれている場合もあります。理論の世界は、対立しあう意見同士で事実に基づいて議論を戦わせることにより、より高い進化を図るという方法論で進化しています。ビジネスに携わる人がビジネス書を読む理由は、先人の知恵を手に入れる最もパフォーマンスが良い手段であるからです。もちろん、出来る事や出来ない事もあるのですが、知ると知らないとでは対処の仕方も変わってきます。
資本主義の社会において競争原理がある以上、成功者が生まれ敗者といわれる人が出て来ます。これを単に嘆くだけでは勝ち残る事はできません。そういう意味では「なろう」の世界も同じようなものではないかと感じています。
本当に私のように書きモノの経験がない所から始めている人であれば、最初は感想を頂ける環境を作るべきだと思います。……のような…が2つ使う事や「」の最後には。を付けないというようなルールは、読まれやすくする最低限のルールで、既に感想を頂ける状態であれば別にルールを守る必要はないのかもしれません。ただ、私はスコップするときに読み慣れた書式でないと目が泳ぐのでブラバはしますが……
話が逸れてしまいましたが、結論をいうと「底辺を嘆いている人」には「底辺を嘆かないといけない理由がある」ということです。自身の創作に対して感想をくれる人がいますか? そんなの必要ないというのであれば、PTやPVなどをみて嘆かず、公募で実力を示せばよいのです。事実、昔から書き物をしている人でそういう人もいます。
今回、ビジネス書からアプローチするという考え方は、「時間」を対価として読み手様は読んでくださるという持論展開で進めて来ましたが、悪くない方法だったと思っています。使えるものは全て使って自身が目指す姿を実現するのがよいかと感じています。
自分が創作したものを見直し、一顧客となり本屋にあったら手に取って読むかどうか? そう考えるだけでも何かしらの気付きが出てくると思います。
それでは最後に一冊本をご紹介させて頂きたいと思います。
「世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」永井孝尚著 KADOKAWA出版
本エッセイを読んで頂く事で、何かしらのヒントになれば嬉しく感じます。
本作品は前に書いたエッセイ「ライターX」のビジネス部分を集めた改稿に、プロローグとエピローグを追加させて頂きました。
正直、自身が後で見直すときに前のエッセイのテーマがバラバラであったため、まとめ直しをしたいと考えていた部分が多かったです。
それにも関わらず、沢山の人に読んで頂けて非常に嬉しく感じています。
なにかしらの気付きの一つになるようなエッセイであれば、本当に嬉しいと感じています。
皆様が良い小説に出会う事を
茂木多弥