ペアギルド結成しました。
ちょっと短編風です。
前巻見てたらコイルがメルトのことを好きなのわかるんじゃないかなと思います。
メルトもコイルのこと好きですが、今はまだいじっていたいのです。
寝る前に考えてるからか、ちょっとエロいものも頭をよぎる…
コイルと一年ぶりに再開した翌日、夜は特に何をするでもなく、ただコイルがくっついてきただけだった。……露骨なんだよ。
「さて!朝ご飯も食べたし、ギルド結成の申請、行きましょっか?」
「うし、行こう。」
中央居住区には、セントラルと呼ばれる、ウォルクとナイトギルドの本部を兼任する機関がある。相当近未来的な建築物で、すべての情報システムは自然的に魔力を発生させる鉱石を使って管理している。しかし、未だ試験運用段階なので、地方にはない。
「セントラルに来ると、途端に魔力が多いなぁ。」
「うん、メルトはまだ慣れてないだろうけど、セントラル内部ではこれが普通だよ?緊急時とかになったらフルで魔力使って通信するから、なれてない人は気絶しちゃうもん。」
そんなに情報が飛ばせるのか…?魔術師とはいえ、大人数とはいえ、だいぶエグいぞ?
「俺は大丈夫なのか…?」
「え?全然大丈夫でしょ。それよりメルトが機密情報を受信しそうで怖いなぁ。」
アブノーマルマッドってそんなにひどいっけか?
そんなこんな話しているうちに、ペアギルド申請の窓口についた。
「ね、ついたよ?」
「おう、存在確認書出せばいいんだよな?」
存在確認書と言うのは、まぁ、保険証みたいなものだ。
「これ一緒に出してペアギルド申請すればいいんだな?」
「うん、そうだよ!これでやっとメルトと一緒だね!」
「お、おう。そうだな。お前と一緒なら嬉しいよ。」
「んぇ、あ、あ、ありがと…」
わかりやすくて助かる。弄りやすくて助かっている。
コイルをいじっているうちに、窓口についた。
「「ペアギルド申請します。」!」
俺よりコイルのほうがテンション高いんだよなぁ。
「わかりました。ペアギルド申請を受理させていただきます。ペアギルド名はどうしますか?」
「私考えてたから、私の案でいいかな?」
「お前のセンスは信頼してるから、任せた。」
「はーい♪じゃあ、『カルスレイブ』で!」
「わかりした。『カルスレイブ』ですね?分かりました。おめでとうございます。申請がみとめられました。」
「ありがとうございます!」
なんでいつもこういうときは俺よりコイルのほうがテンション高いんだろう?