目覚めと好奇心
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目を覚ますと今朝と同じ天井が目に付いた。
腕を確認する。
点滴の管はない。
夢では無かったようだ。
体を起こし横を見るとメートがソファで寝ていた。
「………メートちゃん…ごめん」
ベッドから降りスリッパを履く。
そしてメートを残し部屋から出ていく。
廊下には誰も居なかった。
階段を降りて外へと出てみようか。
そんなことを考えて外へと出てみる。
外は暗かった。
あるのは街灯のようなものに照らされたどこかへと続く道だけ。
好奇心に誘われるがままに道を歩いて行く。
街灯はだんだんと少なくなり、周りは木が多く森のような場所へと進んでいることがわかった。
しばらく歩き続けると森の開けた場所に出た。
そこには病院の様な建物が建っていた。
ボクはなにかに引き寄せられるかのように建物の中へと入った。
中は病院と言うよりドイツのベルリンにある刑務所の様だった。
廊下はほとんど明かりが付いていなくて暗かった。
しかし一つだけ明かりがついている部屋が見えた。
部屋の前に行き、扉につけられた窓から中を見る。
するとそこには
「ヴェレーノ…?」
「…シロ?お前なんでここに…!?」
ヴェレーノは驚いた様子で扉の方へと近付いてきた。
「ヴェレーノこそ何でここに居るの?」
そう問いかけるとヴェレーノは俯いて黙っていた。
そして思い口を開いて
「発作だ、俺は毒病だって言ったろ?だからここに居る。」
そう言うヴェレーノの声は悲しそうで、震えていた。
「ねぇヴェレーノ、ここは何なの?」
「ここは……隔離病棟。
元々持っている奇病や発作が周りに害を及ぼす場合、向こうで何らかの問題を起こした場合にはここに連れてこられる。
つまりは名前の通りここに隔離されてるんだ。
だからシロ、今すぐ帰るんだ。早く。」
「……分かった。でもヴェレーノもすぐ帰ってくるよね…?」
「あぁ、発作が治まったらすぐ___
そこでボクの視界は闇に包まれた。
最後に見えたのは白い羽根だった。
ドイツのベルリンの刑務所の様な、とありましたが御安心を。
私は1度も警察のお世話にはなってません。
画像検索をしてこれはいいと思ったのと個人的にドイツが好きだったのでベルリンの刑務所を例として上げました。
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文のおかしい点やここはこうしたらいいんじゃない?というのがあれば教えて欲しいです。
お願いします。