中庭と赤
とても眠い中書いたので誤字脱字があるかもしれません。
みんなでご飯を食べて一通り騒いだ後ボクはミアに連れられて中庭へと向かった。
「シロ君、ここが中庭だよ。暇な時は大体みんなここに居るから好きに来ていいよ。」
中庭。
そう呼ばれた場所には真ん中には大きな木があって他にはベンチがあったり花壇があったりとまるで病院ではないかのように思えた。
「…あ、シロくん、」
後から声がして振り返るとそこにはメートヒェンが居た。
「メートちゃん……?どうしたの?」
そう尋ねるとメートは
「遊びに来ただけだよ」
と答えた。
「メートは本当にここが好きなんだなぁ」
ミアがメートの頭をくしゃくしゃと撫でながら言った。
メートは嬉しそうに笑っていた。
「シロ君、メートと一緒に遊んでやってくれるかな?」
「はい、」
「シロくん…よろしくね…」
メートは少し恥ずかしそうに言った。
「じゃあ私は行くよ、シロ君、メートをよろしくね」
そう言ってメアは帰っていった。
まだそこまで仲良くないメートと二人きりで少し気まずい雰囲気が流れる。
何を話せばいいか。そもそも話す内容すらない。
「シロくん、」
「な、なに?」
突然話しかけられて驚いた。
メートはじっとこちらを見つめていてボクはどうすればいいか分からず目をそらす。
「シロくん、目、綺麗だね」
「そう……かな?」
さっきから見られていると思えば目を見ていたのか。
言われてみて気がついたことがある。
ここに来てから鏡を見ていない。
「メートちゃん、鏡って持ってないかな?」
「ごめんね、持ってない」
「そっか」
どうしようかと考えていると突然メートがボクの手を引っ張っていった。
「池、映るでしょ?」
連れていかれた先には池があった。
池を覗き込むと水面にはメートと血のように真っ赤に染まった目をしたボクが映っていた。
「…………っ!?」
突然激しい頭痛に襲われうずくまる。
しばらく頭痛に耐えていると声が聞こえてきた。
『あんたなんか、死ねばよかったのに』
あぁ…この声はあの時の________
ここまで読んでいただきありがとうございます。
前回の更新では入院中でしたが私退院致しました。
いやぁ…若いっていいですね。