奇妙な病と仲間たち
「わりぃ!!おそくなった!!」
食堂に入るや否や大声を出すクラリス。
その声に驚き食堂にいた人々が一斉にクラリスとボクを見つめた。
食堂にはあまり人がいないように思えた。
「君が新しく来た子かな?」
ボクより少し背が高い女の人が話しかけてきた。
(正しくはボクの背が小さいだけだけど。)
「は、はい……」
ボクがうまく喋れないでいるとクラリスが
「こいつはシロ、記憶を無くしてるらしいんだ。」
そう言ってボクのことを説明してくれた。
「ありがとう」と伝えるとクラリスはニコッと笑った。
「シロ君ね、よろしく。
私はミア、身体が鉱石になる奇病だよ。」
「よろしく」そう言って手を差し出してくるミアの手には水色に近い透明の鉱石がキラキラと輝いていた。
ボクもよろしくと伝え握手をする。
「あ、そうだ。お前らも自己紹介しろよ?」
クラリスが食堂の椅子に座っている人達に声をかけた。
するとみんな立ち上がりこちらへと寄ってきた。
みんなボクより背が高くて自分の背が低いのだと改めて自覚させられた。
「よう、オレはヴェレーノ、毒病だ。」
毒病、1度耳にしたことがあった。
発作的に起こる奇病で口から毒を吐くらしい。
「ヴェルがはじめに挨拶するなんて珍しいねぇ~…あたしはエールツティン、エルって呼んでくれ。身体が木になっていく奇病なんだ。
一応ここで医者をやってるよ。」
ヴェレーノが「ヴェルって呼ぶなよ!」と少し照れながらエル先生の肩を叩いていた。
エル先生の首元からは緑色の葉っぱが見えていた。
「あとは………」
クラリスがそういった時僕と背丈があまり変わらないくらいの女の子がミアの後からこちらを見ているのがわかった。
「……」
「メートここに居たのか、
こいつはメートヒェン、みんなからはメートって呼ばれてる。白病、身体が白くなっていく奇病だな。」
ボクがよろしくと笑顔でいうとメートは笑顔でよろしくと返してくれた。
どうも。狐面です。
私盲腸になりまして手術をしました。
現在入院中です。
盲腸は手術後が辛いです。
腹筋を切っているらしく何をするにも痛いうえに歩く事も少し難しいです。
入院のメリットといえばこの小説が少し書きやすくなったくらいで正直言ってメリットは無いです。
皆さん盲腸にはならないように気をつけてくださいね。