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上手く自分の言いたいことが伝わらない!?

作者: 七瀬

僕も遂に、、、今年の春、東京で一人暮らしを始める。

【新生活】と言うモノを始めるんだ!


ずっとずっと夢見ていた場所で生活をするなんて、、、!

思ってもみなかった。


『夢が叶ったよ!』



でも、、、本当の生活はここからだった。

僕は田舎から上京してきたから、、、訛りがあって......。


職場では、、、。


『金城さん? これコピーしておいて!』

『コピーとか? やったごとがないとで、出来れば教えていだだげでば、、、?』

『えぇ!? なんて、、、? いやいや? もういいよ!』

『そんな、教えてもら、、、ずで、、、!』

『いや? 本当にいいから! 今の仕事してて!!!』

『あはい』



...時に、方言は邪魔をする。

僕が言いたい事が、うまく相手に伝わらい!!!


これがキッカケで、、、周りの人たちから僕と距離を置かれる。

同じ日本人なのに、、、伝わらないむずがゆさ!!!


『なんで! 僕の言葉が伝わらないんだよ~!』


...そんな事まで考えたが、やっと夢だった東京に来て、一人暮らしも

始めたばかりなんだ!


【頑張らないと、、、?】


その言葉は、これからの僕を苦しめた。



何をやっても、何をしても、、、うまくいかない!

【言葉の壁】に苛まれていたからだ!


...東京に来て1年!


完全に職場では、、、僕は浮いている存在になった。

誰も、僕の相手をしなくなった。


せめて、プライベートぐらいはと思い、積極的に休みの日は、、、。

外に出て、何処かに行くようにしていたが、、、!?

やっぱり、自分を変える事は出来なかった...。


だんだんと、、、仕事が休みの日も、家に籠るようになる。

誰とも会いたくないと...。





頑張っても! 頑張っても! 結果が出ない!

東京に来て、友達が一人も出来ない!!!

なんで! なんで! 僕ばっかりがこんなに辛い思いをしなくては

いけないんだと、、、僕はそう思っていた。



でも、僕の考え方は間違っていたんだ...。


職場に、可愛らしい女の子がいて、その子の名前は【明日香ちゃん】て

言って、はじめて僕に気楽に話しかけてくれた女の子だった。


『金城さんも、地方のがたですよね? わだしも、、、』

『そうなんだ! 明日香ちゃんも、地方から、、、それがいっじゃだな!』

『うん、そうなんでづよ~』

『はじめて、僕と気楽に話しかけてくれてありがとう!』

『私もそうだから、金城さんの気持ちが痛いほどわかります!』

『ホントに!?』

『はい。』



この日から、僕は明日香ちゃんと話すようになる。

職場でも、、、プライベートでも...。



やっぱり、僕は東京に来て良かった。

本当に東京に来て、いろいろあったけど......。


今は幸せだな! 友達であり、、、彼女になった明日香ちゃん。

ずっと、ここでやって行こうと決めた!!!


『彼女となら、、、ずっとここ東京でやっていけそうだ...。』




最後までお読みいただきありがとうございます。

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