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魔物使いの娘  作者: 天都ダム∈(・ω・)∋
第八章 ミアスピカの双星

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断章 一人と一匹の、旅の終わりに

 竜は長寿だ。本来なら、こうして目を閉じる必要はなかった。

 だが、竜にとって、愛する者が隣に居ないまま、時間を生きる事は、耐えきれない苦痛だった。

 だから眠りについた。時折〝目〟を開き、外界を見ることはあったが、それは竜にとって、どうでも良いことだった。

 長い長い時間を、ただひたすらに、思い出を反芻し、繰り返し夢を見た。


 ――――ああ。


 だが、ついに竜は蘇った。愛する者の面影を見たからだ。

 錆びつく体で、触れようとすると、阻むものが、現れた。


 それは、竜に呪われた赤(、、、、、、、)だった。


 長らく忘れていた感情を、竜は思い出した。

 ああ、サフィアリス、聖女サフィアリス。

 人は――――――本当に変わったのか?


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