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神の日常  作者: ファス
2/2

天使

 私はサニー、アルカンジェルスだ。今日は神様から人類をサポートしてほしいと言われて来たのだが…


「まさかあなたがそっち側にいるなんてね」

「それはこっちのセリフでもあるわ。なんでいつまで人類の仲間をしているの?サニー」

「あなたこそ、いつまでそんな態度を続けるの?ムーン」


ムーンは私と同じアルカンジェルスだった。ただ数十年前に人類の醜さを知り堕天使へと堕ちた。


「人類なんて消え去ればいいのよ」

「貴方が何を見たのかは知らないけど、神様からの指示だから全力で止めさせてもらうわ」


同じアルカンジェルスと言っても力関係は存在する。もちろん得手不得手もある。私は再生が得意でムーンは破壊が得意。戦闘になれば確実に私が負ける。


「それでも負けるわけにはいかないんだけどね!」


私とムーンが同時に距離を詰める。天使と堕天使の戦闘というのはよくある話だ。じゃあその戦闘の結果どうなるか…波が立ち昇り、風が吹き荒れ、地は揺れる。天は裂け、空気は歪み始める。私とムーンの攻撃が交差するたびに衝撃波が起こる、それは辺りの木々を端折り、自然界に大きな影響を与える。私たち2人以外と有象無象の動物たちはそこから逃げんと大移動を始める。


「ッ…!!」


だがやはり限界は私の方から訪れる。拳から血が流れ始める。ただ私もそう簡単に負けるつもりはない。破壊と再生の普通の戦闘ではもちろん再生に勝ち目はない。だが再生には再生なりの追いつき方がある。


「…なるほど…」


私は一瞬で怪我を治す。これが私がムーンに追いつくための策


「これなら貴方にも追いつける」

「そうかしら。ジリ貧にしか思えないわよ」

「そう思うならそう思っておけばいい!」


再び攻撃が交差する。そして大災害が起こる。そんな時だった。私でもムーンでもない天使の羽が頭上から落ちてくる。見上げると2人の天使が立っていた。


「貴方たち、そこまでよ。これ以上は許さないわ」

「フィル様とニューロ様…」


プリンシパリティーズのフィル様とドミニオンズのニューロ様がそこにはいた。


「何故貴方がたがここに…」

「はぁ…お前らなぁ…」

「他の国にも影響が出てるのよ。だから抑えに来たの」

「アタシはお前らのせいで宇宙自体にも歪みが出始めてきたからために来たんだよ。天使同士の喧嘩でアタシの仕事が増えたら溜まったもんじゃない」

「…申し訳ありませんでした」

「わかったならいいわ。それとムーン、そろそろ天使に戻りなさい。」

「それはできません。私は人類の醜さを知ってしまいました。」

「何を見たんだよ」

「それは…あの人類ども…神様を冒涜していたんです!」

「「「は?」」」

「あいつらが作った神様の像…神様であるファス様のかっこよさの1%も表現できていない!それに神様の像の近くでゴミ落とすものもいる!清掃も行き届いていない!ファス様に命を賭けるような人間もいない!人類は腐っている!」

「「「はぁ…」」」

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