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偽物勇者とメイド天使  作者: ああああいい
第3章 教会編
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第81話 新たな火種?

 フォザリア王国の王城。


「おー、ランドルフ殿ではないか。久しぶりじゃのう」


 大臣がランドルフを迎え入れる。


「あー、国王に用があるんだが・・・」


 ランドルフが言う。


「すまんのう。国王様は今、出かけておっておらんのじゃ」

「まじか」


 タイミングが悪く国王に会えなかったランドルフ。


「もしかして、シスターに襲われた娘と竜人の娘のことかのう?」


 大臣がランドルフに聞く。


「ああ、そうだけど・・・もしかして、国王の奴なんか言ってた?」


 ランドルフが聞き返す。


「うむ、そのことじゃったら国王様がだいぶ前から動いておる」


 大臣が答える。


「やっぱり、ルーにゃんの時点で動き始めてたか・・・」


 ランドルフがつぶやく。


「いや、もっと前からじゃ。冒険者ギルドのギルドマスターは魔物じゃろ?」


 大臣が説明を始めた。


「国王様は魔物である彼女のこと心配しておってのう。それで教会とコンタクトを取っておったのじゃ」

「国王が教会と?」


 大臣の言葉にランドルフが驚く。


「そうじゃ。それで国王様と教会でお互いを視察しておったのじゃ。ただ、前例がないことじゃったから時間をかけて慎重に進めておったのじゃ」


 大臣が説明を続ける。


「じゃが、まさか視察中に他のシスターから襲撃を受けるとは思っておらんくてのう・・・本当にギルドの者たちにはすまぬことをした」


 大臣が謝る。


「いや、待ってくれ。その視察やら前例がないって言うのは・・・」


「失礼する」


 城の扉が開きシスター服を着た集団が入ってきた。


「すまない。予定より早く着いてしまった」


 フードのついた大柄のコートを着たシスターが話しかけてきた。


「いや、全然構わんよ。兵士よ、国王様を連れ帰ってくるのじゃ」

「はっ」


 大臣の言葉を聞いて兵士の一人が城を飛び出した。


「すまぬ、ランドルフ殿。話はまた今度・・・国王様がおるときに」

「ああ、分かった」


 ランドルフが城を後にした。


「シスターか・・・まあ、アルベルトのすることだし問題はないんだろうけど・・・」


 ランドルフがさっきまで自分がいた城を見上げる。


「心配だよな・・・」


 今回の件が新たな火種にならないことを祈るランドルフだった。

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