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偽物勇者とメイド天使  作者: ああああいい
第3章 教会編
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第80話 作戦会議

 冒険者ギルド。


「・・・」


 冒険者達は悩んでいた。


「どうすれば、教会のシスターからルーにゃんを守れるか・・・」


 教会のシスターは不思議な力を使ってくる。

 前回はその力で冒険者達は操られてしまった。


 これでは冒険者達がどれだけ強くても意味がない。


「しかも、狙われているのはルーにゃんだけじゃない・・・」


 元シスターのクレア曰く、教会には二つの宗派が存在するとのこと。


「今回、襲ってきたのはパテル派のシスターだと思います」


 パテル派のシスターの目的は二つ。

 魔物と魔王の子の討伐。


「つまり、魔物であるマスターとリズも狙われる可能性がある・・・」


 状況は当時より悪化していた。


「どうすれば、三人を守れる?」


 冒険者達は頭を抱えていた。


「クレアちゃんの言っていたケテル派の教祖を探すってのは?」


 アンが意見を出した。


 ケテル派。

 クレアが教えてくれたもう一つの宗派。


 ケテル派のシスターの目的は、魔物との共存。

 魔王の子に関しても、叶えてもらった力を悪用しない限りは手出ししてこないらしい。


「パテル派とケテル派はお互いに不干渉の契約を結んでいるのでケテル派の協力を得られれば三人の無事は保証されるはずです。ただ・・・」


 教会は各町に自身の拠点となる建物を建てる。

 その建物の名前は『教会』。


 順番は逆転するがこの教会を所有することからシスター達の組織は『教会』と呼ばれるようになった。


 そして、教会の建てられた町あるいは国はその教会の宗派に入ることになる。

 その代わりシスター達の加護を得ることができる。


「問題なのはケテル派の教会は秘匿されているということです」


 魔物との共存。

 これは公にできることではない。


 そのため、ケテル派の教会を建てた国はそのことを他国には明かさない。


「私はパテル派のシスターだったのでケテル派の教会がどこにあるかまでは分からないんです」


 しかも、ケテル派の教会を見つけて終わりじゃない。


「ケテル派の意思決定は全てその教祖が行います。そのため、教祖に会う必要があります」


 ただ、ケテル派のシスターに接触すれば教祖まで話は通るとのこと。


「でも、それだと時間がかかるよなー」


 クレアの教えてくれた内容を頭の中で反芻する冒険者達。


「そもそもケテル派を信用していいのか?宗派が違うとはいえ、ルーにゃんを襲ったシスターの仲間だろ?」

「なんだとー!クレアちゃんの言うことを信じられねーのか!」


 アンが他の冒険者に食ってかかる。


「まあまあ、落ち着いてください。こういうときはランドルフさんに決めてもらいましょうよ」


 猫耳メイドの格好をした団員Aが冒険者達をなだめる。


「その格好は一体・・・?」

「いや、そもそも冒険者じゃないだろ。なんでいるんだ?」


 冒険者達が団員Aに対して疑問を浮かべる。


「今回の会議はギルドマスターが参加してないじゃないですか」


 団員Aが言う。


「まあ、そりゃあ・・・今回はマスターも狙われる側だから」


 冒険者の一人がそれに反応する。


「そこで俺がマスターの代わりに参加したんだにゃ!」


 団員Aが事情を説明する。


「なるほど・・・でも、いつの間にマスターから任せられる仲になったんだ?」


 冒険者が疑問を浮かべる。


「・・・いえ?勝手に代わって、勝手に参加しました」

「出てけ」


 ひえー、という言葉を残して団員Aが追い出された。


「キャハハ」


 その様子を見てアンが笑う。


「でも、あいつの言ってたことも最もだ。先生はどうするのがいいと思う?」


 アンがランドルフに聞く。


「・・・そうだな」


 ずっと冒険者達の話を黙って聞いてたランドルフが口を開く。


「一つ心当たりがある・・・俺に任せてもらえるか?」


 それで冒険者達の作戦会議はお開きとなった。

 そして、ランドルフは心当たりの元に向かうことにした。


(でも、あいつのことだから既に動いてる気がするんだよなー)


 心当たりである友人のことを考えながらランドルフは思った。

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