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偽物勇者とメイド天使  作者: ああああいい
第2章 ギルド編
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第78話 冒険者ギルドとドラゴン娘

 場所は冒険者ギルドの酒場。

 リズの失踪事件が解決してからしばらくたったある日のこと。


「・・・」


 アレスの目の前には酒場のメニューとして正式採用された『もえもえオムライス』が置かれていた。


 持ってきたウェイトレスはリズだ。


 リズがケチャップで大きくハートマークを描く。

 その後、両手でハートマークを作ると・・・


「もえもえキュン。私を食べて」


 リズがウィンクをする。


「・・・」


 最後が違う。

 正しくは『美味しくなあれ』だ。


(あと、僕はこのメニューを頼んでいない)


 アレスが辺りを見回す。

 すると、アンがアレスに向かってグッジョブしている。


(姉さんの仕業か・・・もぐもぐ)


 残すのも悪いのでアレスがオムライスを食べ始める。


「ねぇ、アレス・・・」


 リズがアレスの耳元でささやく。


「子供は何人欲しい?」

「ぐほっ」


 アレスがむせる。


「り、リズさん。一体何を・・・」


 アレスの顔が真っ赤に染まる。


「キャハハ」


 それを見て、アンが爆笑する。


「・・・!姉さんの仕業か!」


 アレスがアンの元に向かう。


「リズさんになんてことを吹き込んでるんだ!」


 アレスがアンに怒る。


「安心しな。お前が喜ぶ言葉をもっと教えといたから」


 アンがドヤ顔で言う。


「ふざけんな!」


 アレスがアンに掴みかかった。


「いいぞ、アレス。やっちまえー」


 ランドルフを含む周りの冒険者達がはやし立てる。


「もう、姉弟喧嘩もほどほどににゃ」


 マスターがなだめる。


「・・・」


 その様子をリズが見つめていた。


 ・・・竜人の女の子がいた。

 女の子にはどうしても欲しいものがあった。

 そのために地上最強の王様を目指した。

 でも、女の子は王様になる夢を捨てた。

 なぜなら、その夢は必要なくなったから。


「ふふ」


 リズが笑う。

 彼女が欲しかったものはここにあった。

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