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第76話 感謝の言葉
「次はアレスさんの番だにゃ」
「えっ」
マスターの言葉にアレスが戸惑う。
「リズにゃんに伝えなきゃいけないことがあるんじゃないかにゃ?」
「いや、僕は・・・」
パンッ。
マスターがアレスの背中を思いっきり叩く。
「ごちゃごちゃ言ってないで早く行くにゃ」
「は、はい!」
マスターに急かされてアレスがリズの前に立つ。
(でも、何を話せばいいのか・・・)
伝えたいことはさっき伝えた。
そして玉砕した。
(いや・・・一番大切なことを伝えてなかった)
アレスがリズを見る。
「リズさん」
アレスがリズの名前を呼ぶ。
「ありがとう」
アレスがリズに感謝の言葉を伝えた。




