第66話 クレアと神父
教会の祈りの間。
「クレア。これからあなたに大切な話をします」
神父がクレアに言う。
「はい、神父様」
クレアが返事をする。
「この世界は神様によって作られました」
神父が話し始めた。
「優しい神様はこの世界の人々のためにたくさんのものを作りました」
神父が薬草を取り出しす。
「これも神様が作りだしたものの一つです」
神父が説明する。
「この草はどんな願いでも叶えてくれる魔法の草でした」
神父が薬草を触りながら言う。
「しかし、全ての人間が自由に願いを叶えてしまったら大変なことになってしまいます」
神父が続ける。
「そこで私達はこの草に薬草という名前をつけました」
神父が話のまとめにはいる。
「それ以降この薬草は人の傷を癒すという願いだけを叶えるようになったのです」
神父が話を終える。
「・・・」
クレアは神父の話を黙って聞いていた。
「クレア・・・」
神父が優しく話しかける。
「優しい神様の作ったこの不完全な世界を守り継続していくこと・・・それこそが私達『教会』の使命なんです」
神父がクレアの頭を撫でた。
「分かりました・・・私、守ります。」
クレアが神父に言う。
「優しい神様が作り、神父様が愛したこの世界を!」
クレアが教会のシスターとしての決意を固めた。




