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偽物勇者とメイド天使  作者: ああああいい
第2章 ギルド編
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第54話 ミカとご褒美

「し、失礼します」


 ミカへの罰が終わりルナが反省部屋を後にした。

 現在、この部屋にいるのはミカとマリアの二人だけ。


 ここからは罰を受けきったミカへのご褒美の時間だ。


「薬草を塗りますね」


 マリアがすり潰されて液状になった薬草を手に取り、ミカの傷口に塗っていく。


 ぴちゃ、ぴちゃ。


 目の見えないマリアは薬草を上手に塗ることができない。

 彼女はつたない手で・・・それでも一生懸命に薬草を塗っていく。


(ああ、マリア様・・・)


 そんなマリアを見て・・・肌を触られて・・・


 ミカは恍惚の表情を浮かべる。


(なんて健気で可愛いらしい・・・)


 はあ、はあ、と息を切らし始めるミカ。


 がしゃん。


 液状になった薬草が入ったビン倒してしまうマリア。

 こぼれた液体がミカの太ももにかかる。


「ご、ごめんなさい」


 慌てて手で拭こうとするマリア。


「きゃっ」

「ごめんなさい!」


 見当違いのところを触ってしまう。

 その後もこぼした箇所を見つけようとミカの体をぺたぺた触るマリア。


「ん、んんー!」


 その間、ミカは声にならない叫びを上げていた。


 そして、ようやく・・・


 べちょ。


「ここですね」


 液体をこぼした箇所が見つかりマリアが安堵する。


「あっ、は、ひひ」


 ミカはマリアにいろんなところを触られた影響で痙攣していた。


「今、綺麗にしますね」


 マリアが液体を手で拭おうとする。

 しかし、液体は彼女の手で逆に広がってしまう。


「な、なにか。ふけるものは・・・」


 マリアがあたふたする。

 目が見えない彼女に見つけるのは不可能だった。


「こうなったら私の服で・・・」


 着ていたシスター服を脱ごうとするマリア。


「おやめください、マリア様」


 冷静さを取り戻したミカがマリアの奇行を止める。


「で、でも、ミカは大丈夫ですか?」


 心配そうに聞くマリア。


 当然、大丈夫である。

 さっきまでナイフで切られてたし、マリアの薬草塗りが下手くそなせいで傷もたくさん残っている。


 いまさら液体がかかったくらいどうってこと・・・


「大丈夫じゃないですね。液体が下着に入って凄く気持ち悪いです。舐めて綺麗にしてくれると嬉しいです」


 ミカは清々しいくらいの嘘をついた。

 それと気持ち悪い願望も一緒に漏れ出した。


「な、舐める!?」


 マリアが動揺する。


「はい、マリア様の舌で液体を舐め取って欲しいです」


 ミカの下心が止まらない。


「で、でもそんな汚いこと・・・」

「そうですよね。私の汚い体を舐めるなんて嫌ですよね。ごめんなさい。このまま地面に埋めてください。あと生まれてきてごめんなさい」


 マリアの言葉にショックを受け、怒涛の早口で生まれきたことを後悔するミカ。


「ち、違います。汚いのは私の舌です。ミカさんの体は食べちゃいたいくらい綺麗です・・・多分!」


 誤解を解こうとするマリア。

 しかし、目が見えないでミカの体が綺麗なのかどうかは分からない。


「たとえ汚かったとしても私はミカさんの体を舐めたいです!」


 マリアは本当に舐めたい訳ではない。

 仮に汚かったとしても舐めることに抵抗はないことを伝えて安心させたかったのだ。


「マリア様の舌が・・・汚い?」


 ミカは後半の話を聞いていなかった。

 マリアが聞き捨てならないことを言ったからだ。


「マリア様の舌が汚い訳ないだろ!いくらマリア様でも言っていいこと悪いことがある!・・・罰を要求する。汚い私を舐めろ!嫌な顔しながら舐めろ。舐めてください。なんでもしますから!」


 暴走するミカ。

 もはや止まらない。


「分かりました。舐めます。でも、嫌な顔はしません。多分」


 マリアはなぜかミカを舐めることになった。


「失礼します」


 ぺろっ。


 マリアがミカの太ももについた液状の薬草を舐め取っていく。


「・・・っ」


 ミカの体がびくんと跳ねた。


 数時間後。


「ふー、これだけ塗れば傷も治るでしょう」


 満足そうに言うマリア。


「・・・」


 全身に液状の薬草を塗りたくられたミカがいた。

 彼女は既に満身創痍だった。


「マリア様。愛しています・・・」


 その言葉を残しミカは意識を失った。


「ミカさん?・・・ミカさーん!?」


 いかなる痛みに耐えられるシスター達であってもマリアが与える快感には耐えられなかった。


 マリアが教祖になってから反省部屋から逃げだしたシスターの数はゼロだ。

 代わりに反省部屋で死にかけるシスターが増えた。

 死にかけたシスターはみな満足そうな顔をしていたという。


 パテル派のシスター達は反省部屋のあり方を考え直すときがきたのかもしれない。

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