第24話 リズと二番目に強い奴
「なかなか面白いじゃねーか。新入り」
一連の騒動をみていたランドルフがリズに言う。
「一番を差し出す気になったか?」
リズがランドルフに問いかける。
「いや、お前にはまず二番目に強い奴と戦ってもらう」
ランドルフが答える。
「ふむ」
ランドルフの言葉にリズは納得する。
いきなり王(一番)を差し出す家来はいない。
「いいだろう。その二番目ってのはお前なのか?」
リズがランドルフに聞く。
「いいや、俺じゃない・・・アレスはいるかー」
ランドルフが大声でアレスの名前を呼ぶ。
「どうかしましたか?ランドルフさん」
アレスが呼ばれてやってくる。
「お前に決闘の申し込みが来ている」
「決闘?」
アレスが頭にクエスチョンマークを浮かべる。
そんなアレスの前にリズが立ちはだかる。
「私が相手だ」
リズが堂々と宣言する。
「ギルド二番目の実力を見せてやれ」
ランドルフがアレスの背中を叩く。
「・・・姉さんの方が僕より強いですよ」
アレスの表情が暗くなる。
「なーんだ。私に甘えたいのか?」
目を覚ました酔っ払い女がアレスの肩に手を回す。
「・・・男は嫌いじゃなかったの。姉さん」
アレスが心底嫌そうな顔をする。
「大切な弟と・・・あと先生は別だ」
酔っ払い女が笑いながら言う。
「どうして、僕が決闘なんか・・・」
「あいつは私に勝った女だぞ」
「!」
アレスの目の色が変わる。
「いや、勝手に自爆しただけ・・・」
「分かったよ」
リズが言い終える前にアレスが喋り出す。
「その決闘、受けさせてもらう」
リズとアレスの決闘が決まった。




