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偽物勇者とメイド天使  作者: ああああいい
第2章 ギルド編
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第23話 リズとギルドの愉快な仲間達

「早速、クエストを受けてみますか?」


 ルイが冒険者になったリズに聞いた。


「クエスト?」


 リズが疑問を浮かべる。

 トーナメントで最初に戦う相手を選べということだろうか。

 それだったら・・・


「強い奴を頼む」


 リズが答えた。


「強い奴・・・そうですね。こちらが討伐クエストとなります」


 ルイが討伐対象が書かれた手配書をリズに見せる。

 その中に見覚えのある奴がいた。


「このスライムキングならもういないぞ」


 リズがスライムキングの手配書を指差しながら言う。


「えっ」


 リズの言葉に驚くルイ。


「ルーにゃーん」


 ギルドの冒険者がルイに声をかける。


「どうかなさいましたか?」


 ルイが問いかける。


「この前受けたスライムキングの討伐依頼なんだけど・・・」

「あっ、クエストの完了報告ですね」


 ルイが手続きのための準備を始める。


「あっ、そうじゃなくて・・・既に倒されてたんだよね」

「スライムキングが・・・倒されてた?」


 冒険者の話を聞いて固まるルイ。


「うん。スライムキングの死体が見つかったんだ。しかも、傷口を見るに他の魔物にやられたみたいで・・・」


 ルイは考え込む。

 スライムキングを倒すほどの魔物を放っておくことはできない。

 何かしらの対策をとらないと・・・


「倒したのは私だぞ」


 リズが口を開く。


「リズさんが?確かに先ほどスライムキングはいないと・・・」


 リズの言葉にルイが反応する。


「あははは」


 酒場にいた女が大声で笑う。


「何がおかしいんだ」


 リズが笑った女に詰め寄る。


「冗談言っちゃいけねー。嬢ちゃんみたいなちんちくりんにスライムキングを倒せるもんか」


 ぐいっ、と女が酒をあおる。


「じゃあ、試してみるか?」


 リズが女に言う。


「ほう・・・いいじゃねーか。決闘だ!」


 酔っ払った女がふらふらした足取りで立ちあがろうとする。

 しかし、椅子に足をとられ勢いよく転んだ。


「や、やるじゃねーか。嬢ちゃん。私の負けだ」


 倒れた女が鼻血を流しながら負けを認めた。


「まだ何もしてないぞ」


 女に呆れるリズ。


「でも、まあ丁度いい。わざわざトーナメントの開催を待つ必要なんかなかったんだ」


 リズがギルドを見回す。


「このギルドで一番強いのは誰だ!私と勝負しろ」


 リズが大声で叫ぶ。


「出番ですよ。ユウキ様」

「絶対違うよ!メイさん」


 ユウキがメイに背中を押される。


「あっ」


 ユウキが倒れている女に躓いた。

 そして、そのまま女の上に倒れ込む。


「ぐふっ」


 それがとどめとなり女は意識を失った。


「ごめんなさーい」


 ユウキが気絶した女に謝る。


「親子のときといい、お前達は漫才師なのか?」


 その様子を見ていたリズが思わず突っ込む。


「いえ、ユウキ様はいつだって真面目です」


 メイが答える。


「そうか。残念な奴だな」


 リズがユウキを見て言う。


「僕って残念な奴なの!?」


 衝撃を受けるユウキ。


「はーい、どいてくださーい」


 薬草のスペシャリスト、クレアが気絶した女に近寄る。

 クレアの治療により目を覚ます酔っ払いの女。


「目を覚まして良かったよー」


 ユウキが酔っ払いに抱きつく。


「男が私に抱きつくんじゃねー」


 酔っ払いがユウキを振り払う。


「きゃん」

「おっと・・・大丈夫ですか?」


 振り払われたユウキをメイが受け止める。


「あーん、クレアちゃん。男の匂いが私に移っちゃったよー」


 酔っ払いがクレアの胸に顔をうずめる。


「クレアちゃんで浄化してー。くんくん」


 クレアの胸の匂いを嗅ぐ酔っ払い。


「えいっ」


 クレアが酔っ払いの後頭部を殴った。


「ぐはっ」


 酔っ払いは再度意識を失った。

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