表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/61

第18話 英雄達の帰還

「みんな本当にありがとう」


 呪術者を倒した帰り道。

 人間に戻ったアレスが捜索隊の三人に改めて礼を言う。


「いえ、冒険者として当然のことをしたまでです」


 自身の胸をドンと叩いて冒険者らしい振る舞いをするユウキ。


「おっ、言うようになったじゃないか。ユウキ」


 ランドルフがユウキの肩に腕を回しながら絡んでくる。


「ふふ」


 その様子を見てメイが微笑む。


 村を救った英雄達が街の門をくぐり帰還する。

 そして冒険者ギルドに帰ってきた。


「あー!スライムキングの討伐忘れてた」


 ギルドの受付でクエストの完了報告をしようとしたアレスが叫ぶ。


「えー、あの呪術者がスライムキングだったんじゃないの!?」


 驚くユウキ。


「まあ、あの魔物はスライムって見た目じゃなかったしな」


 呪術者だった魔物の姿を思い浮かべるランドルフ。


「人間をスライムに変えてはいましたが操ったりはしませんでしたしね。そういう意味でもスライムの王って感じでは無かったですね」


 当時の状況を思い出すメイ。


「討伐しに行かないと」

「駄目です。アレスさんは休んでください」


 クエストに出発しようとするアレスを受付嬢のルイが止める。


「じゃあ、僕達が・・・」

「みなさんも一緒です」


 捜索隊のメンバーにも釘を刺すルイ。


「スライムキングの討伐依頼は他の冒険者の方に回すのでみなさんは休んでください」

「ルーにゃんの言う通りだにゃ。ほーら、みんなこっちだにゃ」


 猫耳メイドのマスターに連れられて酒場に案内される四人。


「さあ、今日はランドルフさんの奢りだにゃ。いっぱい食うにゃ」

「いや、俺の奢りかよ」


 マスターの言葉に突っ込むランドルフ。


「あははは」


 それを見て笑う他のメンバー。


 こうして四人はしばしの休息をとるのだった。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ