表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
偽物勇者とメイド天使  作者: ああああいい
第4章 ヒーロー編
131/169

第121話 吸血鬼と花

 いつも通り洋服を選んでいると、店員が話しかけてきた。


「お兄さん・・・もしかして、娘さんは遠くに?」


 店員がぼかした感じで聞いてきた。

 踏み込んでいいか悩んだのだろう。


「・・・」


 吸血鬼が固まる。


(そりゃ、そうか。こんなに服を買っているのに肝心の娘がいつまでも店に来ないんだから)


 怪しまれて服を買えなくなると困る。

 だから・・・嘘をついた。


「ああ、そうなんだ。わけあって、一緒に暮らせてないんだ。それでも、彼女のために何かしてあげたくて・・・」

「お洋服を送ってあげているんですね」


 店員は吸血鬼の嘘を信じた。


「お兄さん、これを」


 店員が一輪の花を手渡してきた。


「これは菊?娘は遠くにいるが死んだわけでは・・・」

「違います。この花は『アナスタシア』です」


 店員が吸血鬼の勘違いを正す。


「このアナスタシアという名前に込められた意味は・・・」


 ・・・。


 吸血鬼は洋服と・・・店員からもらった花を持って店をでた。


(早く、彼女に会いに行こう)


 吸血鬼が帰路につく。

 体の気怠さは消えていた。

 ・・・正確には消えたわけではない。

 気にならなくなっていた。

 その足取りは軽い。


(彼女にこの花をプレゼントしよう。そして・・・)


 プレゼントは三つあった。

 洋服、花、もう一つは・・・少女に会ってからのお楽しみだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ