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偽物勇者とメイド天使  作者: ああああいい
第4章 ヒーロー編
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第111話 少女とお部屋

 大きな城があった。

 吸血鬼はこの城に一人で住んでいた。


「この部屋を使え」


 吸血鬼が城の一部屋を少女にあてがった。


「・・・」


 少女は部屋に入ると、立ったまま動かなかった。


「・・・座っていいぞ」


 少女は吸血鬼に言われるがまま、床に座った。


「椅子に座れと言ったんだ」


 吸血鬼が呆れたように少女に言った。


「・・・」


 少女はその言葉を聞いて、部屋の奥にあった椅子を掴んだ。

 そして、わざわざ部屋の真ん中まで持ってきた。


「なぜ、椅子を移動させた?」


 吸血鬼が少女に聞いた。


「あそこからだと、入口からよく見えないので」


 少女が椅子に座った。

 部屋の入口にいる吸血鬼に自身の姿がちゃんと見えるように。


「部屋の鍵は開けておく・・・好きにしろ」


 吸血鬼が部屋から出ていく。

 ・・・それは逃げてもいいという意味だった。


「・・・」


 少女は動かない。

 椅子に座ったまま吸血鬼が帰ってくるのをじっと待っていた。

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