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第104話 クレアと子山羊
「これから治療してあげますからねー」
教会にたどり着いたクレアが子山羊に話しかける。
「メェー」
子山羊が嬉しそうに返事をする。
「さーて、早速。薬草のある部屋に・・・」
キィィ。
扉が開く音が聞こえた。
神父が帰ってきたのだ。
「クレア、遅くなってごめんなさい・・・」
神父が謝りながら入ってくる。
そして気づいた。
クレアが抱えているモノに。
「クレア!早く、その魔物から離れなさい!」
神父が叫んだ。
「えっ」
クレアが驚きの声をあげた。
『ニヤッ』
クレアに抱えられた魔物が笑った。




