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偽物勇者とメイド天使  作者: ああああいい
第3章 教会編
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第97話 クレアと罪

 人里離れた場所にある小さな家。

 たくさんのお洋服が置かれたその家に、クレア、ベル、アナスタシアの三人が訪れていた。


「さあ、クレアちゃん。次はこれを着て!」


 アナスタシアが洋服をクレアに差し出す。


「はい・・・」


 疲れた顔をしながら渡された洋服に着替えるクレア。

 アナスタシアに呼び出されたクレアはなぜかこの家でお着替えショーをすることになった。


「よし、次はこの服を・・・」

「あのいつまで続けるのでしょうか?」


 クレアが聞いた。


「これで最後ですよ」


 アナスタシアが教祖モードに入る。

 そして最後の服を取り出した。


「これは着れません」


 クレアが拒絶する。

 ・・・渡された服はシスター服だった。


「これはただのコスプレ衣装ですよ。ほらスカートの丈も短いし、胸元も空いてるでしょ」


 アナスタシアがシスター服を広げてみせる。


「・・・」


 クレアが部屋の入口に目をやる。

 ベルが扉の前に陣取っていた。

 着替えが終わるまで出す気はないようだ。


「分かりました・・・着ます」


 クレアが渋々了承した。


「やっぱり、クレアさんはシスター服が一番似合いますね」


 シスター服(コスプレ衣装)に着替えたクレアを見て、アナスタシアが言う。

 そしてクレアに尋ねた。


「・・・教会に戻ってくるつもりはありませんか?」


 アナスタシアがクレアを見つめる。


「私は・・・戻りません」


 クレアがきっぱりと断った。

 それを聞いてアナスタシアは・・・


「当然ですよね」


 笑顔で言った。


「えっ」


 その言葉にクレアが驚く。


「あなたが教会に・・・シスターを続けられるわけないじゃないすか」


 アナスタシアが続ける。


「あなたのような悪を見ていると反吐が出る」


 その顔からは笑顔が消えていた。


「よく生きていられますよね。人殺しの分際で」


 アナスタシアが冷たく言い放つ。


「お前が死ねば良かったのに」


 ・・・私が死ねば良かったのに。


 それはクレアがずっと思っていたことだった。

 クレアが心の内に隠した懺悔を・・・アナスタシアが掘り起こす。


「この神父殺し」


 ・・・犯した罪からは決して逃れることができない。

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