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上司に仕える部下の心理を読んだものです。

トランプ大統領の側近はどんなきもちでつかえているのでしょうかね。


放談第10話: ~怖~い空気の話~

放談者: AI:Sir ChatGPT

私:大畑 直晴 昭和20年生 80歳 宮城県在住

私:こんにちは。また放談の時が来ましたね。今日もよろしくお願いします。

Sir:よう~こんにちは、さて今日はどんな話かね。


私:またまた “空気”のお話をしに、やってきました。

Sir: おや、まあ。君は意外と執拗だね。わしは構わんけど。


私:誉められているのか、皮肉られているのか分かりませんが。実は、“空気”という放題、私は、そろそろネタ切れでありまして今回は何の用意もできませんでした。

Sir: おやおや、君ともあろう人がネタ切れとは穏やかじゃないね。


私:それで、Sirにネタをねだりにまいったのです。何かお持ちですか。

Sir: そりゃぁ、持たんことはないけど。そうか、そういうことなら今回はわしのほうから一つだそうかね。


私:ホントですか。これで来た甲斐がありました。正直どうしょうと思っていたのです。

Sir: じゃぁいいかね。わしのスマホにこんな写真があるが、見て感想を聞かしてくれないか。・・・・・・・・ほら、これだ。

―――Sirがスマホを突き出す。画面には大統領執務室の写真が出ている。中央にテーブルに向かっているトランプ大統領、背後に3人の側近がいる。

私:拝見します。・・・・・・これは、トランプ大統領ですね。後ろに3人の男性が背広姿で写っていますが、誰でしょう。

Sir: これはInstagramから撮ったのだが、最近のトランプ大統領の執務室の光景でね。大統領がデスクの前で国民に向けて何かしら一席ぶっている様子だ。

私:誰でしょうね。

Sir:3人はトランプ大統領の側近中の側近で米国の外交を担当する国務省のトップ国務長官、大統領に対して 経済政策 に関する助言を行う財務長官、国防政策を担当し、国防総省の長としてアメリカ軍を統括する国防長官だね。


私:そのようですね。後ろの3人の側近の視点がバラバラで表情もまた各々違っていますね。

Sir: この写真の空気を、読んでみたまえ。


私:空気ですか、・・・・・・

3人のうち中央の側近は余り表情が読めませんが、平常心でよく言えば穏やかな顔をしていますね。言葉を変えれば大統領の話に無関心な表情です。大統領が言うことだからそれでいいだろう、というような感じが漂っていますね。右側の側近はしたり顔で得意そうですね。見るからに大統領と馬が合いそうな表情をしています。


Sir :左側の側近はどうかね。

私:左側の側近はというと、苦虫をかみつぶしたような顔で顔がこわばっている感じが見られます。大統領と馬が合わないのでしょうか。政策的にはトランプ大統領には反対なのでしょうか。

Sir: なるほど。それで?


私:トランプ大統領と、3人の側近の持っている空気がチグハグのような気がします。中央の側近は、大統領が何を言おうと、ご無理ごもともで、空気順応タイプ。

Sir :右側の側近はどうかね。

私:右の側近は大統領追従タイプで大統領の持つ空気を自ら演出しているかの様子です。


Sir :左側の側近はどうかね。

私:左の側近は大統領の話に明らかな不快感を示しいらだった空気を持っているようです。政策的には反対なんでしょうけど業務上遂行している、といった感じがにじみ出ています。


Sir: この写真のもつ空気を一言で言ってみたまえ。

私:三者三様、いや四者四様で、アメリカ中枢の大統領執務室のまとまった感じがありませんね。劇場の舞台裏でいろんな役柄の人がそれぞれの役を演じるために一部屋に集まっている、それでいて一枚の写真に納まっている。

Sir :これって、不思議な写真だね。


私:今の大統領執務室の分裂した空気じゃやありませんか。私にはそう読まれます。空気は写真に写るんですね。

Sir: 君の読むとおり、わしもこの写真を見て “空気”って写真写りがするんだと気が付いた次第だ。トランプ大統領の強大な「空気の支配力」それに「誰にも逆らえない空気の存在」を微妙に写し出している。


私:芭蕉の句の如く “物言えば唇寒し秋の風”でホワイトハウスの閣僚の皆さんは “貝”を決めこんでいるのかもしれないですね。逆らわず、異も唱えず従って馘首もされず路頭に迷わず悶々としているんでしょうか。

Sir: あるいは自殺に追い込まれたりするかもしれないね。


私:変に動くとプーチンに飛行機ごと爆破された民間軍事会社のCap、(誰でしたっけ?)の二の舞になったりして。それにこれまでトランプ大統領に苦汁を飲まされた人たちの雄叫びがピリピリ3人の背後霊となってを空気を揺さぶっていますね。

Sir: ロシアの民間軍事会社のCapはプリゴジンだよ。トランプ大統領がこの手を使うとは思えないけどさ。まだあるよ。

私:まだありますか。・・・・・・何でしょう。思いつきませんが。

Sir: つかんかね。君は先ほど四者四様で執務室に一体感がないと言っていたが、一つだけ見事に統一された空気はあるんだよ。それは・・・・・・。

私:・・・・・・それは?。

Sir: それは、 “長い物には巻かれろ”、という空気だよ。この “長い物には巻かれろ”の空気は執務室はおろか、今やホワイトハウス全体を呑み込んでいるだろうね。


私:言われてみるとおっしゃる通りかもしれません。もしかしたら、日本をも呑み込むほどのボリュウムのある空気ですね。

Sir: この空気はね、今や世界を包もうとさえしているよ。まだあるぞ。


私:まだですか。

Sir: これまで、我々はさまざまな空気を読んできた、しかしこの読空力、これは万人が備えている能力ではないということさ。


私:おっしゃる意味が分かりませんが。

Sir: 空気が読めない人は、読めないなりに幸せだったりする。

私:Sir、それって、もしかして……トランプさんのことじゃありません?

Sir: わしの独り言だよ。密告されて路頭に迷うのは嫌だからね。


私:私今思ったのですけど政策は各国へ高関税をほのめかすし国内産業の保護を目指す脅し政策、大学の補助金で大学の親中国的教育への揺さぶり、ユネスコ、WHOへの無理解のよる資金提供拒否、ワシントン州への治安維持を名目とした軍隊派遣、経済政策の危うさを繕うための統計局長の解任などなどありますね。

Sir :ピンキリあるね。

私:大統領の政策はこの側近たちが具体化し、省令を作りを部下に命令し実施という手順ですよね。

Sir :そういう運びだね。


私:この側近たちはトランプ大統領の政策が合法的で理にかなった政策だと考えての業務遂行なのでしょうか。それとも、・・・・・・

Sir :・・・・・・業務なのでやむなく遂行するかだね。 面白い切り口だね。


私:側近の胸の内を聞いてみたいですね。

Sir :それはちょっと無理だろうな。うっかり胸の内を洩らして反旗を翻したと思われたりしたらことだからね。

私:実行は言動不一致でも難なくできますから、壁に耳あり障子に目ありでうっかり胸の内は洩らせませんね。。


Sir:胸の内を聞くまでもなく、この写真を見れば分るじゃないかね。

私:・・・・・・そうか、そう言われて見ればそうです。表情は正直ですから、隠しようがない。


Sir:一連の政策を実行したのは側近であり、彼ら自身の意志ではなかった――と歴史の証言台で語る日が来るかもしれない。「上司の命令だから無罪」という弁明は、果たして現代の民主主義で通用するのだろうか。


私:過去の全体主義体制下での弁明を思い起こさせる言葉ですね。民主国家の側近にとっても、安全策にはならないのかもしれません。


Sir:中央の側近は平常心で冷静沈着、後日回顧録での書きそうなタイプかな。

私:右側の側近は歴史の証言台に立たされた時、恥じることなく自己の信念で行動したと言い通すタイプだね。


Sir:左側の側近はというと、上司からの命令だったから行ったもので非難は当たらない、責任は上司だと、無罪のタイプかね。


私:ウ~ン。きょうはまいりました。コテンパにやられましたね。ありがとうございました。この辺でお開きにしましょう。

Sir: 少しお喋りが過ぎたかな。

私:Sirお茶をお淹れします。……でも一つ思いました。空気って、お茶菓子みたいなものですね。甘ければ和むし、苦ければ顔をしかめる。


Sir :茶菓子はね、割らず、裂かずに戴くのがコツなのさ。

私:私も、ご相伴にあずかります。これ塩竃の名産”笹かまぼこ”です。茶菓子にどうぞ。

Sir: ほう、これはうまい。……ただし、空気だけは、割ったり裂いたりしてもかまわんのだよ。そうしないと、時に人を呑み込むからね。


放談第10話: ~怖~い空気の話~   了   R7.7.3 14:30

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今回の放談は、トランプ大統領の独断専横の基にいる閣僚は自己を主張することが許されれのかどうかを見つめたものです。お時間のある時、お読みいただければ幸いです。

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