白鱗の巫女の遊戯盤と魔毒族、何故魔毒族の王と跡継ぎはこのゲームが好きなのか
別世界のたぶんテイマーかサモナー、または自分の兵士か奴隷を戦わせる感じのボードゲーム
兵駒は魔物型も作成可能だがジェフクタール人は気づいていない※対策済
「俺は外側がいい」
『またか? また我がここなのか?』
「俺は外側。角のかたは中央だ」
『罠であろ? また我と味方たちが逃げられぬように周りを罠ばかりにする気であろ?』
「そうだ。俺はこっちが好きだ」
『待て、待てというに。そなたの父はたまには我に譲っておるぞ?』
「ああ、早くやろう。新しい部隊を考えたんだ」
『……ま、また我が中央か』
言葉が通じない頃の様子
絶対に国都外に行かせてもらえない魔毒族の王と王太子のストレス発散の場でもあった
王都に残される王族はみんなが国都外へ戦いに行き、いつか亡くなるのをただ見送るだけなので非常に高ストレスが続く
王をやめると今までの恨みで国都外に飛び出すので、魔毒族の王は基本亡くなるまで退位不可
例外は発狂して国外へ飛び出す捨て身の復讐
王は民を愛し、というジェフクタール人にはなかなか耐えられない環境だった
おじいちゃん王とレドム王子はたまに交代で聖地へ行っていた
ストレスが多い方が布の同士がいる聖地へ、という感じ
おそらくこの遊戯盤での兵駒が魔物型であれば魔毒族は拒絶している
彼らからすれば人型の駒だからこそ、現実では絶対にあり得ない遊びだと認識している
中央から逃げる側=王都から出るというイメージを民のために無意識に避けている
でも中央側で勝つと何故かめちゃくちゃうれしい、負けるとしょんぼりする
外側で勝つとうれしいが、負けてもちょっとうれしい、中央から出たい気持ちが疑似的に満たされる
「はは。俺の部隊(※兵駒)がこんなに頑張ったのに逃げられてしまった」
たまに、絶対中央がいいと主張するときもあった
対戦を観戦するのも大好き
ナディ奥さまはいずれ王都外へ行く予定だったので、おじいちゃん王が聖地行きを譲ることが多かった
男の子を三人産んだら国都外へ行く
王のおばあちゃんは生き残ったひと
王族の女性は国都外へどうしても行ってしまうため女王にはならない
跡継ぎ以外の兄弟※危険な場所ほど先頭に立つのでだいたい中年までに死亡率98%くらい
もう老人扱いされるなと思うとひとりで捨て身の復讐をする、同年代の民と「なあ、派手にやらないか」と言い出す場合もあった、極々稀に民に老人扱いされて王都へ強制連行された、ほぼ復讐に走るが王都で亡くなった場合もあるという、真偽不明の話がある
たぶん大怪我をしていて王都で亡くなった王族のこと
と、ガチで生き残った王のおばあちゃん
民たちの多くは王族に王都で老いて亡くなってほしいので希望がある昔話のようなもの
王のおばあちゃんはみんなの希望の象徴になったのだ
跡継ぎの子ども男子二人目が産まれると兄弟が国都外へ行き出す
アンフィ王子はレドム王子の長男の顔をひと目見て王都外に行った
跡継ぎは長男である必要はない
精神的に一番耐えられそうな者が跡継ぎになる
必ず王都にいるのは王と跡継ぎのみ
本文では『後継ぎ』
字面、ただの好み
白鱗の巫女の遊戯盤設定は完結後に出すかもしれない
チェスのようなゲームとか言わない精神でマス数やら全部考えました