第5話:ステータス
去年までは睡眠時間が少ないと体調を崩していたのですが今年に入って平均3時間睡眠でも快活に動けるようになってきて成長を感じます
「取り敢えずさっき手に入れた知識を整理しよう!」
「うぅまだ頭が少し痛むよぉ」
「まったく陣は相変わらずね。えーと、ステータスって言えばいいのよね?」
「そうだね。じゃあ各自確認していこう」
「「「ステータス」」」
3人が同時に唱えると目の前に青いゲームのウィンドウが現れそこには色々な事が書かれていた
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種族:人族
固有名:東雲 優
年齢:16歳
魔法適正:大気
装備:標準学生服・源動車椅子
加護:異世界神の加護
魔法神の加護
守護精霊の加護
デウスエクスマキナの加護
スキル:ウィンドショック
人車一体
体当たり
爆走
オフロード
バッドステータス:部位欠損(両足の欠損)
優は加護の内容に驚きつつもバッドステータスの欄を見て苦痛の表情を浮かべた
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種族:人族
固有名:姫野 楓
年齢:16歳
魔法適正:火
装備:標準学生服・扇子
加護:異世界神の加護
魔法神の加護
アメノウズメの加護
スキル:ファイアショック
回復の舞
火の舞
戦の舞
楓も自分好みのスキルを見て喜んだが優の暗い顔を見て不安がよぎった
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種族:人族
固有名:黒鉄 陣
年齢:16歳
魔法適正:水
装備:標準学生服・魔導書
加護:異世界神の加護
魔法神の哀れみ
魔導書神の加護
スキル:ウォーターショック
アイスショック
ウォーターヒール
魔導書で殴る
陣は自分のステータスにツッコミたい気持ちを押さえて冷静になる様に自分に言い聞かせた
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「この体はステータスにまで影響するのか…」
「ゆ、優…」
「僕だって神様に哀れまれてるらしいんだよ!ね?だからそんなに気を落とさないでよ…」
楓と陣は辛い過去を思い出している優をなんとか励まそうとした
「まぁそうだね。過ぎた事を今更気にしたところでどうにもならないからな。あと、陣も俺の話を信じてくれた?」
「う、うん。まだ混乱はしてるけど嘘じゃないって事は分かったし、状況が状況だから、ね?」
3人は互いのステータスを共有しこれからの行動について話し合った
「優だけ加護が4つもあるの羨ましいな〜」
「多分守護精霊の加護は2人も丁度良い精霊がいれば貰えるんじゃないかな?じゃあ、まずは森から出て町を探そうと思うんだけどどう?」
「そうね。いつまでもこんな森の中に居るわけにもいかないからね。そういえばスキルってそれぞれの特徴とか特技に影響を受けてるのかしらね?」
「と、言うと?」
「だって優は車椅子の強化、私は小さい頃からやってる日本舞踊、陣はまぁこれといってないせいで神様に哀れまれて魔法特化でしょう?」
「確かにそうだね」
「僕に特技とかは無いけどさすがに2人共酷くない?……」
陣は煮え切らない返事と共に喉に魚の小骨が刺さっているような違和感を覚えた
さぁ、みんな!大きな声で呼んでねー!!
\\\\\ステーータスーー/////!!!!!
わぁっ!みんなの元気な声を聞いてステータスウィンドウが表示されたね!凄いねぇ
人は寝てないとこうなります