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机上の恋バナ  作者: ざるそば
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1話 『飢える者』

 ノリで作った感じなので多少の読みにくさなどありますが楽しんでいただけると幸いです。


(今日もあの子に絵を描こう)

僕は今日もペンを握る


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 夏休みが終わり、今日からまた学校が始まる。高校三年生の広瀬一文ひろせ かずふみは今日はいつもより少し早めに学校に来ていた。なぜなら今日は毎月初日に行われる席替えの日だからだ。一文のクラスだけでなくほとんどのクラスが月初めに席替えがある。


(今回は誰の隣になるかな?できれば女の子がいいな、三年になってからずっと両隣が男だからな)


3年前彼女と卒業を機に別れてから、一文は恋に、女に飢えていた。ちなみに、一文の身長は170cm後半で顔も悪くはない、おまけに成績も結構良い。しかし、モテない。その理由は彼自身にあるのだが、彼は気づいていない。


(はあ、モテたい。なんでモテないかなあ)


 女子と話すのは緊張する。そして一文は彼女が欲しいので女子と話すときは落としてやろうという思いを込めて「激落ちくん」を携帯している。受験生のくせに。

 最近の悩みは結婚出来ずに死んでしまうのではないかということだった。友達に相談しても

「結婚はしなくても生きていけるけどハゲは死活問題だから禿げることを心配しろ。」

と言われた。

 そんなことを考えていると、一文の前に1組のカップルが現れた。


(ちっ、ムカつくな)


「すいません、ちょっと失礼しまーす。」


そう言って一文は堂々と2人の間を通り抜けていった。いい気味だ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「9月になったから席替えするぞー。」


クラス委員の吉井がそう呼びかけ、あみだくじが始まった。

 僕が引き当てたのは1番左の列で窓側の列の前から3番目だ。位置が決まった時点で一文は少し落ち込んだ。1番左の列、つまり、隣が女子になる確率が半分になったのだ。


(クソッ、ついてないな)


しかしまだ希望は残っている。少し気落ちしたが残された希望に賭けるとしよう。


(さあ、僕の隣は誰かな?)


 

 最後まで読んでいただきありがとうございます。2話をお楽しみに!

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