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実力主義高校の日常  作者: Haruhi AA
2/5

2、女子とはよくわからない生き物である

すごく更新送れました。すみません

体育館にはすでにたくさんの人がいた。


高校の制服姿だけではなく柔道着みたいなものを着ている人もいる。本当に戦いがある学校なんだなー。

なんか司会役らしき人物が出てきた。…と思ったら、さっき顔を合わせた生徒会長と副会長だった。なんか知っている人が目の前で大役をこなしているとなると何とも言えない気持ちになるが…


お、校長先生らしき初老の人物が出てきたが恐ろしいほどに気配がない。

生徒会長の紹介がなければいたことにすら気づかなかったかもしれないほどだ。

学校が学校なら先生も先生だ。と割り切って話を聞いてみるがさっぱり頭に入ってこない。

なに?あの校長先生は超能力が使えるのか?というか気配がなさすぎてちょっと目を離したすきにどんな顔だったかすべてきれいさっぱり忘れてしまうんだが…。

記憶力には自信があるんだが今回はダメそうだ。


まぁなんやかんやあって無事に入学式は終わった。次はクラス発表だ。

この学校では実力でクラスが分けられるとのこと。入試で何もやっていない僕がどのクラスに入るのかは少し楽しみでもある。

俺のクラスはーっと。…は?


俺は目を疑った。

なぜかっていうと一番強いAクラスに振り分けられているからだ。

先生が間違えたのか?先生に問いただしたかったが、見たらすぐに教室に移動しなければならなかったのでしょうがないからその教室に行ってみる。


ついた、どうしよう。絶対間違いだと思うんだけど。…うん、とりあえず入るしかない!

間違ってたら先生が教えてくれるだろう。ちょっと目立つかもしれないがそれも些細なもの。すぐに忘れられるだろう。

勇気を出してドアを開ける。-と同時に何人もの殺気がこちらに向けられた。

大体10~15人ぐらいか?


まぁいいや。とりあえず席に座る。一応俺の席はあった。これ間違えていたといわれたとき地味に大変じゃないか?ということで一応荷物は出さずにカバンに入れたままにしてみた。


―やることがない。特に知り合いがいるわけでもないのでとりあえず今までに起きたことを整理してみた。さっきから事態が急変しすぎて全然処理が追い付いていないからな。


1、だまされたのか知らないが俺は戦いが日常茶飯事である高校に通うことになった。

2、生徒会長は小さい女の子で岩崎マナミ、副会長は屈強そうなとても大きい男で清水ケントであ 

  る。彼らの実力は折り紙付きでとても強いらしい。

3、校長先生は気配が全然なくて…これぐらいしか覚えてないや。

4、俺のクラスはなぜか一番強いAクラスである。

5、俺は第一印象で嫌われたらしくさっきから視線をすごく感じている。


―といったところか?校長先生だけが記憶のかなたに追いやられたらしく思い出せないが。

はっきり言って異常だ、俺が考えていたものとだいぶ違う。根本から間違っていることが否めないが入ってしまった以上は退学でもしない限り無理そうだ。まぁこんな俺を入れてくれそうな高校なんて今からじゃ難しそうだが。

などと悶々と今の自分の境遇について考えていると担任らしい先生が来た。


「おっはよー!新しくAクラスの担任になった金子アリスだぞー!!よろしくな―!ちなみにー名前

のことでからかったりした奴は…殺すよ?」


うちの担任は名前にコンプレックスを抱いているらしい。別に変じゃないし、良い名前だと思うんだけど…。女の子とはわからないな。

まぁなんやかんやで大体どこの学校でも恒例である自己紹介が始まった。


自己紹介では名前と中学校名と、主に何の武器を使うか・何が好みか、クラスのみんなに一言、というこれもまた一部を除いて恒例であるような項目が出てきた。

俺の番だ。俺はや行なので最後であった。オオトリということになるが俺はもりあげる気は毛頭ない。間違って入ったようなクラスだからな。


―俺の自己紹介が終わった。いろいろな意味でだが。どんな自己紹介かというと…


「ぼ、僕は山下レオンです。〇◇高校に通っていました。主に…主に…!いろいろな武器を使います。よろしくお願いします。」


ちなみに俺の声は世間でいうイケボなどでは断じてない。だからほかのクラスメイトは俺に根暗っぽい印象を抱いただろう。

また使う武器でいろいろといったがただの嘘である。やったこともないので知るはずないし、とりあえずいろいろといっておけばいつか武器を手に取った時に何も言われないだろうし。

というのなどいろいろと理由はあるが一番の理由としてはみんなが武器をしっかり言っているのに自分だけ「知らない」などと言ったら悪い意味で注目されかねない。

目立たないという意味ではこの自己紹介は成功したといえる。多分。


この後、学校紹介と校則について長々と話される。

結局小一時間ほど説明をされたところで唐突に声が途切れた。

先生がずっと話していることにあきたらしい。紙を配っている。

なになに?これは今までの話をまとめた総合版らしくわかりやすくまとめてある。後はこれを見て行動しろということだろう。

最初からそうすればいいのに。まぁ野暮なので心の中だけにとどめておく。


「じゃあ解散―!お前らがんばれよー!」


何を頑張ればいいんだ?



ちなみにこの高校は全寮制である。



次回男の友情?物語です。

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