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転生した俺は……スライム!?  作者: クエクエ
第一章 生まれ変わり
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12.出会い

それから俺はどんどん奥へ進んでいった。


(出口…か?)


通路の先に少しだけ光が漏れていた。


『そのようですね』

(いってみるか)


光の元へたどり着くとそこは渓谷だった。


(地上…高いな)

『そうですね、だいたい五十メートルぐらいですかね』

(そうか…)


どうしようか迷っていると、

渓谷の先が光ったような気がした。


(ん?何だ?)

『この先に何かあるようですね』

(上には行けそうもないし、そっちにいってみるか)


俺は光の元へ進んでいった。

その先では…


(これは船か?でも何か違うような…)

『これは飛空挺ですね。船は船でもこれは空飛ぶ船です』

(おお!すごいな!)


光の原因は飛空挺の中にあっただろう鏡の破片によるものだった。


『これは直したら使えそうですね』

(直せるのか?)

『凄腕の大工がいればできるでしょう』

(とりあえず今は無理ってことか)

『はい』


俺は飛空挺を貯蔵者の中ににしまって、飛空挺の先にあった道へ進んでいった。


(この先は何があるのかな〜)


進んで行くと戦闘をしているような音が聞こえてきた。


(ん?この音は…金属音?)

『向こうで戦闘が起こっているようですね』

(え!?じゃあ助けに行かなきゃ!)

『いってみるだけいってみましょう』


急いで俺は音の元へ走っていった。

するとそこには…


「くそっ!このっ!」

「そこっ!」

「母なる大地に (われ)が望む…」

「癒しの女神に望むは…」


渓谷に住むモンスターと戦うパーティーがいた。


「くそっ!このままじゃらちがあかないっ!」

ビュッ

「がぁっ!」

「サノフィ!」

「くそっ!レイラ頼む!」

「はい!サノフィは治療しておきます!」

「ベリー!いけるか!」

「いけるよ!」

「撃て!」

「我の魔力を喰らいて穿て!《地獄炎(インフェルノ)》!」

ゴォォォォ!

「どうだ…?」

「これで倒れないわけが…」


キィィィィ!


「これでも倒せないのか…」

「もう魔力がないよう…」

「こっちも魔力が…」

「くそ…ここでお終いか…」


ドパンッ!


「ダイ ジョウ ブ?」


この声は俺の声だ。なんども練習してやっとここまでできるようになった。


キィィィィヤァァァアァ


大型のモンスターは俺の一撃で絶命した。


「スライム…だと…?」

「何でこんな場所に?」

「しかも喋った?」

「かわいい!」

「「「え?」」」

「え?可愛くない?」

「ダイ ジョウ ブ?」


もう一度俺は尋ねた。


「とりあえず、ありがとう」

「「「ありがとう!」」」

「私はこのパーティーのリーダーで前衛職(アタッカー)のカーナだ」

「私は治療師(ヒーラー)のレイラだよ〜」

魔法士(メイジ)のベリー…」

「私は防衛職(タンク)のサノフィだ。この恩は必ず返す!」

「ヨカッ タ。マニ アッ テ」


とりあえず全員無事そうで(サノフィはくらっていたけど)よかった。


「あれは君がやったのか?」

「ソウ ダケド?」

「すご〜い!あの硬い(うろこ)を一撃で!」

「あれを一撃か…」

「ねぇ、一緒に行かない?」

「イッ ショ?」

「うん!一緒に!」

「イイ ノ?」

「いいよね?」

「私はいいが…」


カーナは他の二人を見ながら言った。


「私は…どっちでも…」

「私は構わないぞ」

「なら一緒にいこ!」

「ワカッ タ」


こうして俺は一緒に旅をする仲間を見つけた。


「名前、どうしよう?」

「確か魔物って基本的に個人の名前がないんだったな」

「ナマエ アル」

「ん?あるのか?」

「ツケテ モラッタ」

「教えて教えて!」

「『ソル』」

「ソルか…いい名だな」

「カッコいい…」

「名前をつけてくれたのは?」

「ミルズ ニ ツケテ モラッタ」

「ミルズ!?あの水神の!?」

「ソウ ナノ?」


話していた時に言われなかったがな…


「とりあえず名前も分かったし、進むか」

「レッツゴー!」


そうして俺たちは渓谷の奥へ進んでいった…

誤字・脱字等あったら報告していただけると嬉しいです。

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