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プロローグ

「次の方ど~ぞ。」


 俺の事だろうか?他に誰もいないので多分俺の事だ。


 「俺の事ですか?」

 「そうです!ついてきて下さい!」


 やはり、俺の事だったらしい。


 「ここは何処ですか?」

 「後程説明いたしますのでついてきて下さい。」


 「わかりました。」


 

  大きな扉だ。


 長い長い渡り廊下の様な場所を進み続けようやく目的の場所に着いたらしかった。


 「どうぞお入りください。」


 部屋の中は一言で言うなら殺風景だった。椅子と机がひとつあるだけで他には何も無かった。


 「お座りください。」


 俺を案内してくれた人が言い俺は部屋に一つしかない椅子に座った。


 「まず最初に、あなたは死にました。」

 

 ……えっ?と言う情けない声をあげてしまった。


 「もう一度言います。あなたは死にました。こちら側の手違いではなく、普通にあなたの命が尽きたのです。」


 「ですので、あなたには、次の人生イフハーマと言う世界にダンジョンマスターとして転生をしていただきます。」


 ダンジョンマスター?


 急に頭が痛くなるとダンジョンマスターの知識が流れ込んできた。


 ダンジョンマスター


 ・ダンジョンマスターとはダンジョンの主の事を指す。


 ・不老不死で有るがダンジョンコアを破壊されれば死亡する。


 ・ダンジョンポイントを使い魔物を造りだしダンジョンの侵入者を排除することを目的とする。


 なるほど、悪役だな。


 「分かりましたね?次は魔物の系統と祝福(ギフト)を決めます。」


 ダンジョンの系統?祝福(ギフト)


 「説明がまだでしたねまず、ダンジョンの系統とは、ダンジョンマスターが産み出せる魔物の事です。例えばスライムの系統を選択したらスライムは勿論ポイズンスライムやグラトニースライムなどのスライムに関わる魔物を産み出せます。」

 

 なるほど、結構魔物の系統選びは大切と言う訳か。


 「次に、祝福(ギフト)、これは神が転生する者や転移する者に一つだけ、与える力です。ダンジョンの魔物の系統は選べますが祝福については完全にランダムです」


 ごみの様な能力も有りそうだな、頼むから強いの下さい!!


 「では、魔物の系統を二つ選んでいただきます。」

 そう言うと辞書位の厚さの本が十冊俺の前に置かれた。


 「その中から好きな魔物の系統を選んでください。時間制限はありませんので。」


 時間制限が無いのは嬉しい、あと残り10分です。とか言われたら焦って適当なの選んじゃいそうだし。



 本を見て思った。ダンジョンの魔物の系統は本当に様々だった。


 定番のスライム系統、ゾンビ系統、天使系統なんてのも有った。


 その中でも興味引かれたのはホムンクルスだっ

た。


 ホムンクルスの説明はこうだった。


  『ホムンクルス』


 ホムンクルスとは人口生命体の事です。

生まれつき人間より強い力と魔力を持ちある程度の知識を持ち誕生します。


 俺がホムンクルスに興味引かれたのは、強い魔力を生まれつき持っている事とある程度の知識を持っていることだ。これをうまく使えば魔法使いの軍隊を作るのも夢では無いと言うこと。


 一つ目の系統はこれで決まりだ次は……ゴーレムなんてどうだろうか?


 説明書きにはこう書かれていた。


  『ゴーレム』


 ゴーレムとは土や砂でできた人形です。主人の命令に忠実に従います。ゴーレムの性能は使った素材に影響を受けます。


 ……うん決まった。ホムンクルスとゴーレムの系統にしよう。


 「決まりました。ホムンクルスとゴーレムの系統にします。」


 「わかりました。では良き人生を祝福はあちらに着いたら分かるようにしておきます。」


 その言葉を聞き終えた瞬間俺の目の前は真っ暗になった。



 

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