第六章 初代タイガーマスク―3
この話の会話は、私のメモリーの中にあるもので、正確でないかもしれませんが、内容的にはあってると思います。
では続きを、どうぞ。
子供「卑怯者、卑怯者、卑怯者のタイガーマスクー」
何。
なおと「こらこら、君達どうしたんだい、けんかは、ダメだぞ、けんかは」
子供「あ、なおと兄ちゃん、けんかじゃないよ、こいつが、タイガーマスクは、卑怯者じゃないって言うから」
子供2「タイガーマスクは、タイガーは卑怯者じゃないやい」
子供「ねえ、言ったとおりだろう」
なおと「君は、どうして、タイガーマスクが卑怯者じゃないって言うんだい」
子供2「それは」
子供「ほら、みろ言えないじゃないか」
子供2「ちがうわい、タイガー、タイガーは、事情があるんだ、きっと、きっとそうだよ」
子供「事情、じゃーそれが、何か言ってみろよ」
子供2「そ、それは」
子供「みろよ、やっぱり事情なんかないんだ」
子供2「信じてくれよ」
子供「いやだね、うそつき」
子供達「うそつき、うそつき」
子供2「ねえ、なおと兄ちゃんは、なおと兄ちゃんは、信じてくれるよね、タイガーのこと」
なおと「それは」
子供2「わー、みんな大嫌いだ、なおと兄ちゃんも、大嫌いだ」
ああ、いってしまった。
るり子「なにかあったの」
なおと「そ、それが」
るり子「そう、またケンタ君なのね」
なおと「え、ケンタ君」
るり子「さっき話てた子なんだけどね、あの子、ケンタ君って言うんだけど、あの子タイガーマスクが、好きで、大のタイガーマスクのファンなんだけどね、最近は反則負けばかりでしょ、それでね」
なおと「そうだったんですか」
ケンタのもとに向かうなおと。
なおと「ケンタ君」
ケンタ「何しに来たんだよ、どうせ信じてくれないんだろう」
なおと「いや、信じるよ」
ケンタ「え、信じてくれるの」
なおと「ああ、きっと何か、事情があるんだよ」
ケンタ「事情って」
なおと「それは、わからないけど、でも次の試合を、見るんだ、きっといい試合をしてくれるから」
ケンタ「ほんとう」
なおと「ああ、だから、君も強く生きるんだ、タイガーに負けないように」
ケンタ「わかったよ、俺頑張るよ」
知らなかった、俺の試合のせいで、こんな小さな子供を、傷つけていたなんて。
そして。
アナウンサー「さて、今回のタイガーマスクの試合ですが、解説者の○○さん、どう思いますか」
解説者「タイガーマスクやろ、あかん、あかん、デビューして、オール反則負けやろ、今回も反則負け、つまらん試合や」
アナウンサー「そ、そうですか、そうこう言ってるうちに、そろそろ試合が始まりますよ」
そして。
アナウンサー「さあ、もう相手はフラフラです、タイガー止めはどうするんだ」
「ガシッ」、「ブワーン」、「ズダーン」
アナウンサー「出ました、タイガーの、高等技のバックドロップです」
解説者「なんや、そんなことも、できるんかい」
レフェリー「ワン、トウ、スリー」
「カン、カン、カン、カン」
アナウンサー「勝ちました、タイガーマスクの勝ちです、いや今日は、いい試合でしたね、○○さん」
解説者「うそやろ、ほんまに、勝ちよった、反則なしで」
アナウンサー「どうですか、開設者の○○さん」
解説者「まあ、そうやな、こんなことも、あるやろ、こんなこともな、ただ、これから、どうなるかは、わからんで」
?「フッフフフフ」
タイガーマスク「ミスターエックス」
ミスターエックス「まずは初勝利おめでとう、裏切り者のタイガーマスク」
タイガーマスク「いったい、何しにきた」
ミスターエックス「何しにきただと、忠告だよ、裏切り者のおまえには、これから次次と虎の穴のレスラーが刺客となって現れるだろう、せいぜい用心することだ、フハハハハ」
「カッ、カツ」
虎の穴のレスラーくるならいつでも来い、俺は、決して、負けん。
こんな感じで、始まるわけです物語が。
話は色々とありますが、さすがに全部は覚えてません、次は私が感動した話です。
試合が終わった後です、観光してる感じです。
タイガーマスク「おや、○○先輩、いいもの持ってますね」
○○先輩「お、わかるか、いいだろう」
タイガーマスク「あの、よければ、売ってください」
○○先輩「売る、ダメだダメだ、俺も気にいってるんでな、すぐ近くだから地図書いてやるよ」
俺は子供達の為に土産を、考えたが、やはりあれしかない。
なおと「どこだ、ここか、あのこういうものを、探してるんですが」
店の人「ああ、あれか、あれは、一日一個しか入ってこないんだ、また明日来てくれ」
なおと「え、では作ってるとこを、教えてもらえませんか」
店の人「ああ、いいけど、無駄だと思うよ」
なおと「無駄」
店の人「ああ、いけばわかるよ」
そして。
なおと「地図の場所だが、ここら辺なんだが、しかしここは、あ、あったぞ、どうやらここみたいだ、すいません、誰かいませんか」
男「なんだ、なんのようだ、悪いが、手が離せねんだ、悪いがこっちに来てくれ」
赤ん坊「ほんぎゃ、ほんぎゃ」
赤ん坊が泣いている。
なおと「あの、赤ん坊が泣いてますが」
男「ああ、わかってるから、早く、こっちに来てくれ」
なおと「失礼します、これは」
男「ああ、これか、見ての通り今は手が離せないんだ、さっさと用件を、言ってくれ」
なおと「それです、それを、売ってもらいたいんですが」
男「これを、売れだと」
なおと「お金なら、払います、2倍いえ、3倍でも」
男「あんた何も、わかっちゃいないな」
なおと「え」
男「たしかに、今売ればもうかるかもしれない、だがそれまでだ」
なおと「それまで」
男「見ての通り、これを、作るのには、二人係で一日かかる、だが、問屋に持って行けば、毎日買ってくれるんだ、毎日、それとも何か、あんたが、これから毎日買ってくれるのか」
俺は自分の考えが甘い事を知った、ああいう生き方もあるのだ、ああいう生き方も、だからこそ、あの人達が作ったものは、素晴らしいのだ。
俺は、店の人に金を渡して、次に入って来た時、この住所に送ってくれと言って、この地を、離れた。
自分に残ってるいい話です。
そして最終回、これもアニメと原作は違います。
そして、かなりの年月がたって、タイガーマスクが2世が、でてきます。
これの話には、前回の主人公の名前もでてきます。
驚いたのは、この番組の最中に、終わりの時に親日プロレスのタイガーマスクの情報が流れてました。
これがプロレスを、見るきっかけになりましたが。
こっちは、こっちですごかったです。
初代タイガーマスクは、いい話はいっぱいあるので見て欲しいですね。
リニューアルするなら、この時のそのままにやって欲しいです。
初代タイガーマスクの話はこれで終わりです、お疲れ様でした。