6話
作者というのはこんなにも大変なものなのですね。
読者の時には感じられないものがあります。
改めてなろうの作者様方には尊敬の念を抱きます。
パクりなってしまってる部分が多々あるかもと存じますが読んで抱ければ幸いです。
あの男衝撃発言だったが…
魔法使えるならこの世界に居すわる方がいいんじゃね?ヴェルトイヴか…
外が少し明るくなりつつある。もうじき朝だ。
少し早く起きすぎたかもしれないが町を散歩でもしてみるか。
この世界に来て大分たつが俺は町を散策したことがなかった、いい機会だ。
俺が飛ばされたこのジパン国は30の町や村からなっておりその中で一番小さい町がこのタルシャ町だ。
小さいといってもすぐに見て回れる広さではないので可能な限り見て回ることにする。
中央広場には噴水があり、少し歩くと教会がある。
教会か、どんな世界にも神を信じて救いを求めようとする迷える子羊はいるもんだな。
そう考えながら教会を右に曲がると、閑散とした住宅街の奥には朝の市場が見えた。
少し、小腹がすいたので寄ってみることにしよう。
そこにはたくさんの果物や惣菜などが立ち並んでいた。
果物に関しては目の前にある果物が地球にもあったやつなのかどうかは定かではない。
惣菜は見たこともないやつもあるがおにぎりやパン野菜、天ぷらなど、地球にもあったやつが大半だった。この世界の食べ物はあまり地球と変わらないのかもしれない。
その中にあったアレクサンダーという食べ物を買ってみる。銅貨1枚だ。
見た目は地球でいうサーターアンダギーだ。
なぜ、そんな強そうな名前になったのか、不思議だ
先へと進みながらアレクサンダーをほお張る。
うん、味は糖分を引いたサーターアンダギーだ。
この世界では砂糖は貴重なんだろう。
口のパサパサ感がヤバい。
というか喉につまった。
ヤバイよヤバイよと出川並のいいリアクションを取るが、誰も見てはいない。
これは真剣にヤバイよ
水が欲しい。こんなことなら早く水魔法から覚えておけばよかった。
アレクサンダーのせいでもがき来るしみながら、さ
っきの夢の事を思い出す。
結局あの男は神様なのか?
俺がすぐに旅に出るはめになるとはどういうことだろうか?
ヴェルトイヴを集める目的は何なのか?
いろいろと疑問が浮かんでくるが考えたところで答えは見つからない。
分かったことはアレクサンダーの攻撃力の強さだけだ。
地面に横たわっていると、少し楽になってきた。また散歩を再開する。
町の外に小さな森が広がる、先にいくと湖もあるそうだ。
この町は中世ヨーロッパのような雰囲気だ。
コンクリートやアスファルト、ビルに囲まれた町で暮らしていた俺の心を包み込む
俺はこの世界が気に入った。
そろそろ皆が起きるころだろうと、家へ向かっていると、1人の男に声をかけられた。
「おお、ひさしぶりだなルイ!今お前の家に向かう途中だったんだ」
「えーと、すいません。どなたですか?」
「は、何言ってんだ?お前?冗談なんて珍しいな~」
30代のおっさんが笑顔で語ってくる。
少しぶきみだったので、逃げ出したいが説明しておこう。
「自分は2週間ほど前から記憶喪失なんです。」
「は、まじ?」
おっさんは驚いて立ち止まる
「ほ、本当に何もおぼえていないのか?」
「はい。」
「そうか、 俺はスパン。この国で武器商人をしている。今日はお前との約束のために来たんだが覚えてない…よな?」
「申し訳ないですが、覚えていません。」
「そうか、俺はいろんな町を歩いて武器の売買をしているんだが、この町に来るときに2回ほど森で魔物に襲われてな。それをお前に助けてもらったんだ。」
「そうなんですか」
「2回も救われたからにはお礼をしなきゃならねえということで上等な剣をお前のために探してきたって訳だ。」
「前の俺は剣を使えるんですか?」
「いや?わかんねえ。とりあえずこんな町から飛び出して魔法の修行の旅に出たいと言っていたな。その為に武器が欲しかったみたいだ。」
「そうだったんですか。ご足労させてしまって申し訳ありません。」
「いや、気にするな。記憶をなくしても恩人には変わりねえ。これを持ってけ!」
そういうとスパンは1つの黒い刀身の立派な剣を差し出した。
「その剣はAランクの代物、黒天だ。市場で競り落としたが結構いい値だぜ~」
「いいんですか?こんな立派な剣を頂いて?」
「かまわねえ、お前のために持ってきたんだ!ってな、そう言いたいとこだがお前の力を見せてくれ。俺は破天荒なお前に惚れたんだ。だから、その剣で俺と戦って俺を惚れさせてみろ、そしたらくれてやる」
スパンから黒天を受けとる。多少重いが扱えるだろう。俺は黒天を身構える
「分かりました。お願いします。」
「そうこなくっちゃな!」
スパンが別の剣で斬りかかる。
俺はそれを軽くよけ、スパンの剣を叩き落とし、刀身をスパンへと向ける。3秒とかからなかった。
「ほえ~剣も使えるじゃねえか。黒天はやるよ、十分だ」
「ありがとうございます。大切に使わせていただきます」
「俺は、しばらくこの町で商売するから何かあったら来てくれ」
「分かりました。その時はよろしくお願いします」
「おう、前のお前は破天荒な魔法使いでかっこよかったが今のお前は礼儀正しい剣士った感じだな。今のお前も好きだぜ、そんじゃまたな」
軽くホモ宣言をしたスパンに頭を下げ、俺は黒天を腰にかける。
俺の魔法剣ルミナスは俺以外には触ることも出来ないし、何かを斬るということが出来ない。
物理攻撃をする術がなかったので黒天は願ったり叶ったりであった。
剣道は形が重要なのでこの世界の自由な戦いには向かないだろうと思う。これからは二刀流で自由な剣さばきを鍛えることにする。
この世界に来て2ヵ月が経った。魔法トーナメントまでは後1ヵ月だ。
この間に俺は風魔法と水魔法を普通のレベルまで扱えるようになった。そこそこ早いかと思う。
二刀流に関しては左手のルミナスで魔法を斬り右手の黒天で敵を斬るイメージで練習し、大分スタイルが出来てきた。
だが、トーナメントでは黒天は使えない。殺傷性がある武器は禁止だ。
放課後、いつものように校庭で二刀流の練習をする。気づけばもう2ヵ月経つ。
剣と剣がぶつかり合い、よけ、打ち、というかけひきを長い間していない
早く戦いたい、トーナメントを1ヵ月前に控える俺は飢えていた。
その飢えをごまかすかのように俺は剣を振るう。
そんな俺の前に10人ほどの男がおしかける。
しばらくは音沙汰なかったのだが、ここに来てちょっかいを出すやつが増えてきた。今日も来たようだ
「おい、記憶喪失が何やってんだ?」
「お前がトーナメントに出ても恥じかくだけだろうよ、ハッハッハ」
「時代遅れの剣なんか使いやがって魔法使いに叶うもんかよ」
悲しいことにどこの世界でも弱いやつは群れるらしい。
面倒だが多対一は慣れてない、しかも魔法使い多数には勝てるか未知数なので大人しくしておく。
「つまんねえなお前、言い返しもしないのか?記憶無くしてすっかり弱くなりやがって、お前ら行くぞ。」
そう言ってやつらは立ち去った。追い返すことに成功した。いや、別にビビってた訳じゃないんだからね?勘違いしないでよね?
少し震えてたのは肌寒かっただけなんだからね?勘違いしないでよね?とツンデレを巻き起こした所で休憩とする。




