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2話

「す、すごい」


目の前に広がる大きな建物これがエアル魔法学校のようだ。


画像でしか見たことはないがサグラダファミリアと似た雰囲気が出ている。


思わず感嘆の声をもらしていた。


「そうか、初めて見ることになるのか、そりゃあビックリするよな、俺も初めて見たときは腰を抜かしたよ。」


サンドにそう言われ頭をポンポンされる。これが父のぬくもりというやつか、悪くはない。



サンドが門をくぐたっので後をついていく。


前にルイの功績で校長室に行ったことがあるそうで道に迷うことなく校長室へ向か…


向かわない。迷ったらしい、かっこいい父を見せようと気張ったらしい。そこらへんも含めいい父だと再認識する。


「すまんルイ、校長室までの道を忘れてしまった」サンドが右往左往している。


ほうっておけないので通りがかった女子生徒に声をかけてみる。まだ早い時間だからか生徒を見るのは初めてだ。


「すいません、校長室はどこにありますか?」


女子生徒は少し震えながら右の角を指差す。そして声にならない声を必死にふりしぼりそこの奥と伝えてくれた。


「ありがとう、助かったよ」と俺の無料スマイルを無理矢理に受け渡した。


、女子生徒が顔を少し赤くしながらすごい勢いで走り出して行った。


なるほど前のルイは恐れられていたようだ。強いのも罪だな。


校長室へ向けて歩き出すとサンドがニヤニヤとこちらを見ていた。


「ふーん。さすが俺の子だな。」


「えーっと。とりあえず次の角を右に行った奥に校長室があるようです」


なんか妙にニヤニヤしているが校長室へ向かう。一刻も早く魔法について聞きたい。



サンドが校長室を軽くノックする。


「どうぞ」


声がする、校長はいるようだ。


「失礼します」


中は普通だ。一見して普通だ。どっかの学校の校長室と言われても納得するだろう。


「これはこれはルイ君とお父様。今日はどうなさいました?」


「実は息子の事なんですが、昨日の昼突然倒れたと思ったら記憶喪失になってしまって」


校長が少し驚いた顔をするがすぐに平静を保つ。しかし、少し悲しそうな顔で質問をしてきた。


「そうですか、記憶喪失に…では今日は退学の手続きをしに来たということですか」


「いや、そうではなくルイには新たに魔法を学ばせたいので一年生に編入できないかと思いまして」


「そうですかそうですか、ルイ君にはこの学園にいてもらいたいですから私達もそれが助かります」


なるほど俺の魔法力の高さは広告塔にもなるので記憶がなくとも学園にはいてもらいたいということか。


「だが、この子は魔法も忘れてしまっている。MPのチェックをお願いしたい。」


「何ですと!魔法も使えないというのですか?」

校長がすごい勢いでで聞いてくる。


「残念ながら魔法も忘れています」


「確かに記憶がなければ魔法も使えないか、すまない、少し動揺してしまった。ひとまずMPのチェックをしよう」


校長はそう言うと手首につけている機械をいじると

首をかしげながら何度か機械をいじりGランクと俺達に伝える。


あの機械は周囲何m以内かの人物の力を測る装置みたいだ。


「Gランクですか?それは間違いでは?」


「私も間違いだと思い何度か試しました。」


何かおかしいのだろうか?困惑の表情を浮かべると校長が説明してくれた。



「GランクはM(マジック)P(ポイント)、つまり魔力量を表していて、前の君はBランクで学園でも3人しかいなかった。国でも戦力になる実力だ。魔力量はG~Sまであり、今の君は最低ランクだ」


なるほど、俺は魔力が最低ランクしかないらしい。魔力とはこれから伸びるものなのだろうか。


「これからも伸びていくことから14才でBランクのルイ君はSにたどり着くであろう天才と言われていたんだ。魔力は体に宿るものだから記憶に関係無く失われないと思っていたが…」


これからも伸びると聞いて安心した。


「ひとまず、4年生のままで最初は担任に付きっきりで見てもらう。魔力量はGだがまあ大丈夫だろう」


俺は以前、通っていたという4年生のAクラスに連れていかれることになった。


学年は1~6年生まであってAクラスからGクラスまでありAに近ければエリートになる。


この学校はジパン国の中でも有数の魔法学校で有望な物しか入学できないらしい。


妹のルーファは別の小さな魔法学校にしか入れなかったそうだ。


妹と通学するという夢が潰えてしまった。



父に別れを告げ、担任が迎えにくるまで校長と話すことになった。


「しかしルイ君がここまで礼儀正しくなるとは…」


「以前の俺はどういったやつだったのですか?」


「暴言と力が目立ったが女の子をよく助けていたし私としても良く分からん。だが私や教員と話す態度は大きかったから良い生徒とは思えなかった」


「そうなんですか?以前の僕に変わって申し訳ありませんでした。」


思春期のガキだったのだろう。


とりあえず謝っておいて、失った評判を取り戻す。


「いやいや、今の君が謝ることではない」


そこで「失礼します」と、1人の女性が入ってきた


「紹介しよう君の担任のミル・クリスティーナだ」


「紹介しようって、校長どういうことでしょうか?ルイ君はそもそも私の生徒ですが?」


美人だ、、担任がこんな美人なんて漫画の世界だけだと思っていたのだが…


ついつい2度見してしまった、胸を…


溢れんばかりの立派な巨乳で2度見しない方が失礼だというほどだ。失礼なのでもう一度みておく。


「こ、こんにちはルイ・ウォルコットです、」


担任なのにキョドってしまった。


落ち着け落ち着くんだ俺。目の前は豊満なパラダイスが広がっているではないか!


「ルイ君?胸を見ましたね?いつもいつも胸ばっか見てあなた記憶失ってないじゃない!」


前のルイと俺は似た者同士だったらしい。


初めて前のルイと気が合った。


すると、校長が事のなりゆきを説明してくれた。


「記憶を失ってMPがGランクになったんですか?ふふっ以前の君に受けた屈辱をスパルタで返してあげようかしら」


「以前の自分がす、すいません」


「冗談よ。これからよろしくね。記憶は少しずつ取り戻していくかもしれないから頑張ろう」


「はい、ありがとうございます。」


ミル先生にならスパルタされてもいいかもなどと考える俺であった。


ミル先生に連れられ4ーAに入る。男子5人女子5人の10名クラスのようだ。


俺に声をかけるものがいないので前のルイは友達がいなかったのだと解釈して席につく。


だが席につくと隣の女子が腕に抱きつきながら話かけてくる。


「昨日急に倒れたって聞いて心配だったんだからね!大丈夫だったの?」


金髪の少女が上目使いで聞いてくる。


DQNは苦手だ。


しかし、この子はめちゃくちゃかわいい。


今度はロリコンという魔法にかけられそうになるがギリギリで耐える。


魔法耐性が上がったようだ。


ここでミル先生が俺の事を説明してくれた。


みんなビックリした顔でこちらを見るが隣の金髪の女の子が一番驚いたようで泣きながら話かけてきた。


「わたしの事も忘れたの?私はフィリア・クローネあなたの彼女よ忘れてないよね?……」


なんだと…

読んでいただきありがとうございます。つまらないと思ったかたも後1話、僕の顔面フルスイングまで後1話の辛抱です。

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