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14話

2回戦が終わった。


レインタウンにさよならバイバイ俺はこいつと家に行く。


家ではサンドとレイラ、ルーファが俺の帰りを待ちわびていた。


「ただいま。みんな、ごめん一回戦でまけちゃった。」


嘘をついてみんなの反応を楽んでみる。


「そうか、まだ3ヶ月だもんな。ま、負けたもんはしょうがない。」


「お疲れさまルイ。」


「次があるよお兄ちゃん!負けてもお兄ちゃんはお兄ちゃんだから!」


みんなが真剣に慰めてくれる。


ここで俺が本当は勝ったよ!てへ☆地獄から天国作戦でした!

と言ったらみんな喜んでくれるだろうか?


あれ?なんか、怒られそうな気がしてきたぜ!


「お前は若いんだからまだまだやり直せる!」


「お兄ちゃんは私より強いから大丈夫だよ!」


うーん、どうしよう。言うタイミングを見失ってしまった。


意を決して伝えるとしよう


「え~っと、ごめん、みんな!本当は準決勝進出です、明日もがんばります。」


「は?勝ったのか?なんだ、心配して損したじゃねえか」


「あらあら、嘘ついちゃって。おめでとう、ルイ」


「そうだよね。お兄ちゃんが負けるわけないもんね!」


みんなあまり気にせず喜んでくれた。


今日の夕飯は俺の勝利を信じて、豪華な食材を用意してくれたみたいだ。



「最初に負けたって聞いた時はお料理どうしようかと思ったけど、本当によかったわ」


「ごめんね母さん。」


テーブルの上には、香ばしい匂いの魚とチキン、色とりどりの野菜が並べられた。


これだけの料理だ。きっと、明日への糧になってくれるだろう。




翌日…



いつものように準決勝に臨む14人を囲むようにしてたくさんのギャラリーが集まっていた。


今日は決勝がある。いつもよりギャラリーが多いのは、スカウト関係なしにお偉いさん方も見に来ているからである。



この国の王子も見に来るとか、来ないとか。信じるか信じないかは俺次第だ。


ここまで勝ち進んだAブロックの7人が中央に集まった。フィリーとバン先輩、その他の諸君だ。


その中にAブロック敗退者の中から教師達の推薦で一人だけ復活する。


誰が選ばれるかは大方予想はついている。1年生のグイだろう。


バン先輩を相手にあれだけ戦えたのだから、彼以外に考えられない。


順当にグイが選出され、Aブロックの8名が決まる、その8名で対戦カードが組まれた。


初戦からバン先輩の試合だ。相手も5年生らしいが相手に興味はない。


とりあえずバン先輩が勝った。危なげなく、という試合運びであった。


まあ、バン先輩の強さは知っているので今さらどうこうという事はない。



次はフィリーの番だ。相手の攻撃を瞬間移動を駆使して戦う姿は堂に入ったものがある。


フィリーも順当に勝ったようだ。次の試合は興味がなかったので少し横になる。


「おつかれフィリー。上位入りおめでとう」


「ありがとうルイここまでこれば一安心ね。」


フィリーはかわいい。そんなフィリーの戦いを見ていると、戦姫と言う言葉がよく似合う。


3試合目も終わり、4試合目のグイが出てきた。

1年生の彼を応援するが、そんなに甘いものではないらしい


MPきれで負けてしまった


1年生では仕方ないことだ、でも来年からは上位に名を連ねるな、あれは。


Aブロックの戦いが終わると次は俺の番だ。


Bブロックも敗退者から1名追加され8名になる。


俺は2試合目に敗退者のやつと戦うことになった。


ぶっちゃけとてもラッキーだ。

きっと日頃のおこないが良いからだろう。


1試合目が終わりすぐに俺の番になる。

相手は5年生の男だ。


いつも通り沢山の歓声が飛び交う中、試合が始まった。


相手は右手と左手をピストルのような形にし、人差し指から小さな魔力弾を撃ってくる。


1発1発に威力はないが、すごい連射速度だ。全てを防ぐことができないので、俺は徐々にダメージを負っていく。


しかし、じっとしていても攻撃を受けるだけなので、俺は一気に敵へと走り出した。


洋服が裂け、いくつかの場所から出血がある。

相手は逃げながら攻撃してくるが、俺はそれを追う。


最大限の集中力を発揮した俺は、ほぼ全ての魔力弾を斬り落とすことができるようになっていった。


しかし、近づけば近づくほど射程が短くなるので、攻撃を受ける確率が上がってしまう。


このまま10分経つと、状況から見て俺の判定負けだろう。


まさか、こんなやつに苦戦させられるとは……


防戦一方だ。


が、ここで俺は賭けにでる。


ほんの一瞬だが、やつが(まばた)きををした瞬間、風魔法を背に加速し、やつの射線から外れる。


そのまま迂回しながら一気に近づき脇の方をルミナスで斬る。


が少し浅い。


MPを刈り取るには少々浅かった。


しかし、魔力弾を撃ち続けていた奴にとっては十分な一撃だったのだろう。


奴にもう一度斬りかかるが、そのまま降参してきた。


完璧な勝利とは言えないかもしれない。


結構な傷を負った。でも、上位8人になれたことに大きな価値がある。


どうにかここまでたどり着いた。


そこへ俺の傷を手当てしに1人の生徒が駆け寄ってくる。


2年生のあの子だ。


日本人のような顔立ちをしていて、予選が始まってすぐに棄権していた


「こんにちは、ルイさん。治癒魔法かけますよ」


「よろしく。君は予選で直ぐ倒れたふりをして棄権していた子だね。」


「え、見てたんですか?お見苦しい所をお見せしました。」


少し恥ずかしそうにしている所が可愛らしい。


「私はアイリ・ミネルバです。治癒魔法が得意です」


名前も日本人ぽくてとても気に入ってしまった。


「そうか俺はルイ・ウォルコットだ。よろしく」


「有名人なので知っていますよ!さ、治癒魔法かけますよ。」


俺はアイリの手から出る光に包まれる。

みるみるうちに傷が塞がっていった。


すごい、すごい。感動だ。


傷が塞がっていく光景は初めて見るものでとても新鮮だ。



現代医学に見せてあげたいものだ、ここにいる12才のブラックジャックを。



「はい、もう大丈夫ですよ。」


「ありがとう、アイリ助かったよ。」


アイリの頭を軽くなでる。


「いえ、仕事ですから!応援してるので次もがんばってください。」


これならある程度怪我をしても心配はなさそうだ。


「大丈夫ルイ?治癒魔法なら私も使えたのに。」


フィリーが少し悲しそうにしていた。


まったく可愛いらしいんだから。


もう、小説のタイトルを俺とフィリーのラブラブ物語に変えようかしら?


ん?タイトル?なんの話だ?


話がそれてるうちにBブロックがおわった。


後は、残った8人で席次をきめるだけだ。


昼休憩を挟んで決勝に臨む。



フィリーには昨日の時点で妹が来るから弁当は作らなくていいと言っておいた。


作戦勝ちだ。外で弁当を購入し、何事もなかったかのようにフィリーのもとへ行く。


今日は平和であった。


昼休憩が終わるとトーナメント表が決まったようだ。


フィリーと二人で見に行く。俺は一回戦からデルタ先輩とだ。

フィリーは他の5年生だ。


バン先輩と俺は決勝まで当たらない。


「ルイ!お前とは決勝まで当たらねぇ~な~」


気づくと隣にバン先輩が隣にたっていた。


「はい、俺と当たるまで負けないでくださいよ」


「抜かせ!さっきの戦いギリギリだったくせに」


見られていたようだ、当然か。


「お恥ずかしい所を見せてしまいましたね。」


「あれならお前は大したこと無さそうだ。勝った方がフィリーを手にする。約束忘れんなよ!」


バン先輩は去り際にそう言ってきた


バン先輩は強敵だがその前にデルタ先輩をどうにかしなくては…


ここからの戦いは一筋縄ではいかない。


ルイ・ウォルコットの運命はいかに

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