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短歌・詩 僕はもう手紙を書かない、という手紙
短歌と詩をセットで作りました。
どんなスタイルも表現も、どうしても何かもどかしいままです。
『短歌〜指先の戯れ以上の・・・・』
指先の戯れ以上の意味として吾がピアノ今ことば持つらし
『詩〜僕はもう手紙を書かない、という手紙』
僕はもう手紙を書かない
音楽が僕のひらかれた窓
ピアノが僕の心のことば
白い白い世界は
どこまでもまばゆく膨張し続ける
高く高く昇ってゆく僕の体
光の粒子の絶え間ない走査線の中を
垂直に区切って上昇してゆく
しあわせが
張り裂けそうな歓喜で
僕をいっぱいにする
僕はもうさびしくないよ