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気まぐれセカンドライフ  作者: 誰かの何か
第1章 はじまりはじまり
4/78

4 なんか、力押しです

前回に引き続き戦闘シーン


 「ミドリムシ」それは中央にピンクの細胞核や、ニョロニョロした鞭毛を持つユーグレナ目ユーグレナ科の生物。ちなみにユーグレナとは美しい眼点という意味だ。

 

 つまり、気持ち悪いという認識でOKという事。


 そんな生物と俺は戦おうとしている。素手で。

・・・・・手袋って、偉大だったんだな


「じゃ、気分は乗らないけどやりますか」


 俺がヤツに向かって走り出すと、ヤツは鞭毛を俺に伸ばし始めた。


「キモイっつ~の」


 俺は鞭毛を掴み取り引きちぎった。幸い鞭毛の感触はロープのそれと似ていたのでテンションが下がることはなかった。

 ヤツは特に痛みを感じないのか、ちぎられて短くなった鞭毛を再び俺に向けてきた。

 いちいち引きちぎってもきりがないので、鞭毛を避けつつ本体の核を壊しに向かう事にした。


 と、そこで俺はある事を思い出し、足下にあった石を拾って鞭毛の届かない位置まで下がった。


「あれが本当にミドリムシだとしたら」


 俺は石をヤツの核目掛けて投げる。

 音速に迫る速さで。まぁ、この事はそのうち話すとして…

 

 ゴスッという音がして、核の少し手前で止まる。ってかアイツ硬すぎだろ。撃ち抜くつもりでやったのに…


 シュ~ッ


 この音?そりゃあヤツが再生してる音に決まっているだろ。はぁ…


「やっぱりな。ミドリムシって名前も動きも虫っぽいけど実は光合成みたいな植物っぽい事もできるんだよな~」


 正確には原生生物っていって、動物でも植物でもない。中途半端な奴め。


「せっかく頭使って倒そうと思ったけど、弱点も見いだせないし手札も石と素手しかない。力押しでいきますか」


 という訳でここからは読者の皆さんには楽しくも何ともない戦いが始まりま~す。


 まずは石を沢山拾う。相手がその場から殆ど動けないのが幸いだな。水の生物陸に揚げるからだ作者め。

 そんでもって拾った石を核に向かって連射~

 ズドドドドドッと凄い音を出しながら石はヤツの核に向かって飛んでいく。寸分違わず同じ場所に。

 そしてヤツの再生速度を超えた連射で遂に核を捉えた。

 最後の1発として大きめの石をヤツの核に向かって全力で投げつけた。すると核が壊れ、ヤツの身体は爆発するように飛散した。

 最後の仕事として俺は飛んでくるヤツの残骸を避けて避けて避けて…


 ってな感じで人類と単細胞生物との決戦は人類の勝利で幕を閉じた。


次回予告


潤「やぁ~、ヤツはとにかくキモかった。ってか光合成って再生関係なくね?まぁ、いいや、次回は異世界で初めて人と会うぜ。第1異世界人がどんな奴なのか気になるな~」

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