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気まぐれセカンドライフ  作者: 誰かの何か
第1章 はじまりはじまり
14/78

14 なんか、違法な気がします

説明回です


「さて、今日は何をしようか」


 金が無くなってきたから働かなきゃいけないし、セレンの剣も買わなくちゃいけない。あと魔法の研究もしたいし…やるべきことに事欠かない。


「そう言うことはまずベッドから起きてから言いなさい」


 セレンに一蹴されてしまった。だってベッド気持ちえぇやん。


「俺はベッドから起きようとしてるんだ。けどベッドが俺を離したくないってきかなくて…」


「・・・・・」


「・・・・・」


「・・・・ハッ」


 なんかあざ笑われたァッ!


「しょうがない、起きるか」


 そう言って掛け布団を持って起き上が、ろうとして止まる。


「ど、どうしたの?」


 体調でも悪いのかと、セレンが心配そうに言う。


「ベッドじゃない!」


「え、え?どうしたの?」


 突然変なことを言い出した俺にセレンが一層混乱してる。


「だから、ベッドじゃなかったんだよ。セレン」


「何がよ?」


 俺の真剣な表情を見てセレンも真剣な表情で聞き返す。


「本当に俺を離したくないのは・・・掛けぶ…」


 スコーンッという音を伴って頭を叩かれた。まだ最後まで言ってなかったのに~。


「私の心配を返しなさいよ~!さっさと起きなさい!」


「分かったよ、お母さん」


「私はお母さんじゃないわよ!バッカじゃないの?」


 そう言ってセレンは部屋を出て行ってしまった。


「・・・起きるか」


 1人でやることもないので起きようとする。が、今度は本気で起きれない。この感覚、覚えがあるぞ。確かその時は周囲の風景が動かなかったんだが…ってことは


「作者ァァァッ!お前か!面倒くさい事しやがって」


 このままじゃ俺がまたふざけてるようにしか見えないじゃねぇか!いや、マジで、次はマジでヤバいから。ちゃんと異世界旅しますから~!作者様お願いします。


 おっ、動けるようになった。さて、今後の方針も旅をするってことになっちゃったな~。セレンに言ってくるか。



「ってことでまた旅に出ることになりました」


 正直に話しました。作者からお告げがあったと。


「へ~、作者がね~。って、作者って何のことよ!ふざけてないでちゃんと方針考えて!」


 だろうね。こんな反応だって分かってたさ。


「ホントなんだって~。とりあえず適当に旅しようぜ。世界1周すれば作者も満足だろうしさ」


「世界1周って、どんだけ長い旅する気なのよ。まったく、まぁ、いいわ。付き合ってあげる」


 なんとか了承してもらえた。


「でもその前に私の剣をどうにかしてね」


 ・・・そうでした。今セレンは武器持ってないんだった。


「じゃ、そのための金をササッと稼ぎますか」



 ってことでやってきました。ギルドです。

 セレンは外ではローブを着てフードを深く被っている。髪の色の差別ってのは大変なんだな…

 

 ギルドに加入するために、前回の俺の失敗を生かして今回は秘密兵器を持ってきたぜ。


「すいませ~ん、ギルドに加入したいんですけど~」


 この村のギルドの受付は可愛らしい女の子だったので、俺のモチベーションは上がりっぱなしなのはセレンには絶対に秘密だぞ。


「ではこちらに身分証明書と経歴を提出して下さい」


 前回はここで失敗した訳だが、今回の俺は一味違うぜ!


「これですね。どうぞ」


 そう言って俺は2人分の身分証明書と経歴を出す。・・・偽物のな。

 本来この世界では身分証明書は国から発行してもらうのだが、俺はカラコルの街のギルドで身分証明書の形状、デザインをこっそり覚えた。それなりに時間は掛かったがバレないようなものが出来たと思う。違法な気がするのは気のせいだろう。


「確か承りました。兄妹でのご登録ですね?お兄さんはウェル・カーラーさん。妹さんがセラフィ・カーラーさんでよろしいですか?」


 セレンの了承も得ているのでなんら問題はない。

 ちなみに俺の偽名ウェルは潤っているという意味のウェルシーからとり、セレンは天使のような美しさと気高さを持っているということでセラフィックからとった。


「はい。間違いありません」


 偽名だけどね。


「ではギルド加入を承認します。ギルドの説明は必要ですか?」


 俺はもちろんセレンもギルドには入っていなかったので知らないだろう。


「お願いします」


「了解しました。まずギルドについてですが、ご存知の通りギルドはほとんどの街や村に存在しています。そしてこの…」


 と言って受付の女の子は机の中からクレジットカード大のプラスチックっぽいカードを出した。


「このギルドカードがあれば、どのギルドでも依頼が受けられます。逆に無くしてしまうと作り直しとなってしまいますから無くさないようにご注意下さい。これはあなた方のギルドカードです」


 そう言うと、彼女は俺たちにギルドカードなるものを渡した。


「次に依頼についでです。依頼にはE~Sランクまであり、D,Eが初級冒険者向け、Cが中級冒険者向け、A,Bが上級冒険者向けとなっています。あくまでもこれは目安ですので、初級冒険者が上級冒険者向けの依頼を受けることも出来ます。しかし依頼は失敗してしまうと違約金を払わなければならなくなり、下手すると命を落としかねないので、自分の身の丈に合った依頼を受けるようにしてください。あとSランクについてですが、Sランクの依頼はプロミネントギルダーという、冒険者のトップ10に入らないと受けられません。プロミネントギルダーになるには現在プロミネントギルダーである人をギルド立ち会いの下で倒すことが条件です。ですがプロミネントギルダーは実質世界最強の10人なので年老いるまでは無理だと言われています」


 途中からそのなんちゃらギルダーの話になっていますよお姉さん…

 なんちゃらギルダーになるつもりのない俺はD,Eランクの依頼をやって稼げばいいんだな。


「最後に冒険者同士の共闘、パーティについてですが、これは特にギルドに申請する必要はありません。パーティーに入るか入らないかは自由ですが、依頼達成時の報酬は変わらないので人数を多くするとその分1人あたりの報酬は少なくなります。以上がギルドについてですが、何か質問はありますか?」


 パーティはセレンと2人で組めば充分だろう。あとは…


「依頼の達成はどこで報告すればいいんですか?」


 と、質問する。せっかく依頼を達成しても報酬が貰えないんじゃ意味ないからな。


「依頼を完遂したら、私たち受付の者に報告すれば依頼達成となります。その時に魔物なら特定の部位、採集なら採集した物、配達なら領収書を提出していただきます」


 なるほど、インチキは出来ないと。


「他に質問がないようでしたらこれにて説明を終了させていただきます」


 セレンは?と顔を見るが、質問は無いのか首を横に振った。俺も特にないな。


「大丈夫そうです。ありがとうございました」


「はい。ご活躍をお祈りしています」


 そうして俺たちは受付から離れた。


「さて、依頼を受けますか」



次回予告


潤「せっかくのんびりいこうと思ってたのに…作者の奴め、怨んでやる。さて、ギルドで説明も終わって次はいよいよ依頼を受けるぜ!って言っても簡単なのしか受ける気はないけどな」

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