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かくして、地獄の一週間は過ぎていった。
学年首位の才女だけあって天羽さんの教え方は超分かりやすかった。
しかし、それを差し引いてあまりあるほどにスパルタでとても人間相手に向けていい指導ではなかった。
弱音を吐けば殺すと脅され、
疲れたと言えば殺すと脅され、
優しくしてと頼めば殺すと脅され、
逃げ出そうとすれば殺すと脅され、
場所を変えようと提案したら殺すと脅され、
トイレに行きたいと行っても殺すと脅される。
もう途中からはただ俺を殺したいだけの化物と化していた。
俺そんな恨みを買うようなことしましたか?
たしかに初日からバックレようとしたし、連絡先を寄越せと言われたから近所のスーパーの電話番号を教えたけど。
あと、家帰ってからやれって言われた課題は当然全部無視したけどこれってそんな悪いことですか?
……うーん、これは極刑だなぁ。
まぁ、何はともあれ怠惰と憤怒と殺意に満ちた一週間は無事に終わり俺に学力をもたらした。
我がことながら一週間前とは比べるまでもないくらい学力が向上しているのを感じる。
一週間前は何が分からないのかも分からない有り様だったのが今は自分がマジで何も分からないってことがよく分かる。
つまり、
「…………」
天羽の姉御!聞いてくだせえ!何も分かんねぇ!!
「(死ね)」




