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隣の天使様が今日も心の中で信じられないくらい毒吐いてて怖い  作者: 日暮キルハ


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 天羽天音はとびきり優秀だ。

 どのくらい優秀かというと人の顔色ひとつ見ただけでまるで超能力でも持ってるんじゃないかってくらい正確にこちらの思考を読んでくるくらいには優秀だ。


「(いや、あんたが異常に顔に出やすいだけだから)」


 だとしても、ほとんど一文字一句違わずこちらの思考を読んでくるのはやっぱり素のスペックがちょっとおかしい。

 勘が鋭いなんてレベルの話じゃない。


「(そんなことより、愚痴に付き合って。もしくは今日のカラオケの予定を消滅させて)」


 実質一択の二択やめない?

 というか、いま授業中なんですけど……。


「(だからなに? 授業受けながら私の愚痴に付き合えばいいでしょ。なんのための超能力なの)」


 少なくとも隣の席の女子の愚痴に付き合うためではない気がする。

 というか、天羽さんと先生の両方の声に同時に意識を割けるほど俺の脳はスペックが高くない。

 どちらにせよ無理な相談だ。


「(別に聞かないなら聞かないでいい。延々と隣で怨嗟の念を垂れ流すだけだから)」


 最悪すぎる。


「(分かればいいのよ。あと、私の愚痴に反論とかいらないから。うんうんそうだね、あいつきもいよねって同意だけしてればいいから)」


 ねぇそれほんとにストレス発散になる?

 というか誰かしらがキモイって言われること確定してる愚痴聞きたくないんだけど。

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